5月28日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と東北楽天の第8回戦は、6対0で埼玉西武が勝利した。

　埼玉西武の先発は渡邉勇太朗投手。初回を2三振含む3者凡退に打ち取ると、4回まで1人の出塁も許さない完全投球を披露。5回表は1死から死球と安打で1、2塁と得点圏に走者を背負うも、後続を一ゴロ、空振り三振に打ち取った。

　打線は初回、西川愛也選手、平沼翔太選手の連打と牧野翔矢選手の四球で無死満塁と好機を演出すると、ネビン選手の犠飛で先制に成功。なおも、1死1、3塁から長谷川信哉選手の適時打で追加点を挙げた。6回裏にも連打で無死1、2塁とし、長谷川選手が2点適時三塁打を放つと、なおも無死1、3塁から外崎修汰選手の犠飛でスコアを5対0とした。

　渡邉投手は、6回以降2イニング連続で安打を許すも、打たせて取る投球で無失点。7回99球3安打2四死球6奪三振無失点でマウンドを降りた。打線は終盤も攻撃の手を緩めず、8回裏には安打と敵失で1死1、3塁から元山飛優選手の適時打で追加点を挙げる。6点リードの最終9回表は、ラミレス投手が無失点で締め、試合は終了した。

　先発・渡邉投手が4試合連続となるHQSで今季3勝目。チーム完封勝利は月間7度を数え、2000年5月以来の球団タイ記録に並んでいる。打線は、ネビン選手が2安打1打点、長谷川選手が2安打3打点と躍動した。

　敗れた東北楽天は、先発・瀧中瞭太投手が5.0回104球6安打3四球5奪三振5失点の内容。打線は散発4安打で無得点に終わった。2番手・渡辺翔太投手は7試合連続無失点を記録している。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ０００００００００ ０
西 ２００００３０１Ｘ ６

楽 ●瀧中瞭太-渡辺翔太-今野龍太-津留崎大成
西 ○渡邉勇太朗-山田陽翔-ラミレス

文・横山蒼

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