一流選手を輩出し続ける野球大国。パ・リーグの「沖縄出身」選手たち

パ・リーグ インサイト 望月遼太

2018.2.13(火) 21:10

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)SEIBU Lions
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)SEIBU Lions

沖縄尚学高校や沖縄水産高校、興南高校といった野球の強豪校がひしめく沖縄県。野球熱の高さは折り紙付きで、過去には伊良部秀輝氏、新垣渚氏といったパ・リーグの名選手たちを輩出しており、長年野球どころとしての存在感を示し続けている。

ちなみに、ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は母親が日本人であり、出生地は沖縄。ダルビッシュ有投手と前田健太投手が登板した昨年のワールドシリーズは、日本出身・沖縄出身の監督が初めて指揮を執るという歴史的なシリーズでもあったのだ。

沖縄は長きにわたって優秀なプロ野球選手を輩出し、現在も多くの選手たちがそれぞれのチームで存在感を発揮している。そこで今回は、パ・リーグに所属する主な「沖縄県出身選手」を紹介していきたい。

北海道日本ハム

・上原健太投手
・高良一輝投手

上原投手は2015年ドラフト1位。過去2年はプロの壁に苦しんでいるが、昨年8月20日に行われた埼玉西武戦において、5回無失点でプロ初勝利をマークした。昨年プロ1年目を終えたばかりの高良投手とともに、今後の飛躍が期待される。

楽天

・伊志嶺忠捕手
・島井寛仁外野手

昨年イースタン・リーグで盗塁王に輝いた島井選手は、育成として3年を過ごし、今オフ、支配下へ返り咲いた。「やっとスタートラインに立てたという気持ち。支配下になるからには一軍の戦力になり、活躍しないといけない」と闘志を燃やしている。

埼玉西武

・多和田真三郎投手
・與座海人投手
・山川穂高内野手 など

2015年ドラフト1位の多和田投手は、昨季は16試合で2試合連続完封を含む5勝5敗、防御率3.44という数字を残した。シーズンを通じてローテーションを守ることができれば、自身初の2桁勝利に手が届く可能性は十分だろう。

「オリオンビール」でおなじみの山川選手も沖縄出身。わずか78試合で23本塁打を放つ圧巻の打棒で4番の座を確保した。今季は自身初の打撃タイトルを獲得して、名実ともに「おかわり2世」となれるだろうか。

千葉ロッテ

・大嶺祐太投手
・大嶺翔太内野手 など

毎年石垣島でキャンプを行っている千葉ロッテ。その石垣市出身でもある大嶺兄弟は、今やファンにとってもおなじみの存在だ。

通算119試合に登板して28勝を挙げている兄・祐太投手と、昨季自己最多となる91試合に出場した弟・翔太選手。今季こそは、兄弟そろって一軍で活躍している姿を見せてほしい。

オリックス

・比嘉幹貴投手
・大城滉二内野手 など

比嘉投手は、2014年に62試合7勝1敗20ホールド、防御率0.79という圧倒的な投球で、「切り札」と称された。その後は故障もあって思うような活躍ができなかったものの、昨季は復活の兆しを見せている。彼の完全復活は、チームにとって大きな補強となるだろう。

大城選手はプロ2年目となる昨季、大幅に出場機会を増やした。興南高校では甲子園春夏連覇に貢献して故郷に歓喜をもたらしたが、このまま主力の座をつかみ取り、いずれは神戸の地にも栄冠をもたらす存在となれるか。

福岡ソフトバンク

・東浜巨投手
・嘉弥真新也投手
・島袋洋奨投手 など

昨季、最多勝に輝いた東浜投手。3球団競合の末にドラフト1位で入団しながら、これまで苦しんでいたかつての「東都の奪三振王」は、ついにそのポテンシャルを開花させた。先発陣の柱、勝ち頭、そしてエースへ。今季も、その身にかかる期待は大きい。

嘉弥真投手はサイドスローに転向した昨季、森福允彦投手(現・巨人)の穴を埋める左キラーとして大活躍。今季も、緊迫した場面で強打者を封じ込める切り札として、さらなる進化を見せてくれるだろうか。

沖縄県勢初の春夏連覇を導いた「トルネード投法」が記憶に残っているファンは多いだろう。島袋投手は故障の影響もあって、今オフ、育成選手として再出発を図ることになった。今なお多くのファンが、その復活を願っている。

信頼される「沖縄ブランド」は、先達の活躍あってこそ!

以上のように、各球団で主力として活躍する選手や、息の長い現役生活を送っている選手も多く存在しており、「沖縄出身」はパ・リーグにおいてひとつのブランドを作り上げていると言っても過言ではない。

昨季の東浜投手や山川選手のように、大ブレイクを果たしてチームの成績をも押し上げる選手が、2018年も現れるだろうか。パ・リーグに熱い風を巻き起こす「しまんちゅ」たちの活躍に、今後も要注目だ。

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パ・リーグ インサイト 望月遼太

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