意外な数字も? 20年目のパーソル CS パ直前!CS通算成績を振り返る

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福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手【写真:球団提供】
福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手【写真:球団提供】

 2026 パーソル クライマックスシリーズ パが10日、ベルーナドームで開幕する。2007年から始まり、今季で20年目を迎えるクライマックスシリーズ。ここまでの19年間、パ・リーグ6球団の戦いの足跡を見ていきたい。

福岡ソフトバンクが最多の試合数 埼玉西武はCSに苦戦

 この19年で各球団が戦った試合数は、福岡ソフトバンクが最多で76試合、次いで北海道日本ハムが55試合、千葉ロッテが48試合、埼玉西武が32試合、東北楽天が23試合、オリックスが18試合と続く。

 福岡ソフトバンクは2007年からの19年間で8回優勝、16回のAクラス入りを果たしており、CSの経験は76試合を数える。日本シリーズ進出は16回のうち9回で、優勝年度のCS突破は8回中7回。2011年以降の優勝年はすべてCS突破という、圧倒的な強さで今回も日本シリーズ進出なるか。

 北海道日本ハムは優勝4回、Aクラス入りは11回と福岡ソフトバンクに次いで多い55試合を記録。“下克上”の経験はないが、昨年は福岡ソフトバンク相手に3勝3敗まで粘った。3番目に試合数が多い千葉ロッテは、2007年以降の優勝はないものの、9回のAクラス入り。ファーストステージがなかった2020年を除けば、8回中6回でファイナルステージに進出しているため、48試合と試合数が増えている。

 今季、4年ぶりのCS進出となった埼玉西武は、3回の優勝、10回のAクラス入り(2020年はコロナ禍のため3位はCS出場なし)も、CSでの勝率は.281と短期決戦を苦手としている。ファーストステージは6回経験があるものの、ファイナルステージに進出できたのは2011年の1回のみ。2008年以来の日本シリーズ進出へ、まずはファーストステージを突破したいところだ。

柳田悠岐が短期決戦でも強さを発揮 打撃通算成績

 ここからは、CSの個人通算成績に目を向けていく。試合数は前述の通りチーム成績にも依存するため、福岡ソフトバンクの選手が必然的に多くなる。そのなかで、現役パ・リーグ選手でトップの54試合に出場している柳田悠岐選手は57安打、28四球、36打点、10本塁打と4部門で通算1位を記録。長く第一線で活躍するベテランに今回も期待が高まる。

 一方、打率に目を移すと、50打数以上の選手の中では北海道日本ハム・万波中正選手が2年間で打率.360と好成績。福岡ソフトバンクは近藤健介選手と山川穂高選手が打率3割台をマークしている。特に山川選手は2024年に3本塁打を記録するなどファイナルステージに出場した年は毎回本塁打を放っており、通算23試合で8本塁打としている。

 盗塁数が最も多いのは西岡剛氏の7盗塁で、現役パ・リーグ選手では西川遥輝選手と中島卓也選手が5盗塁でトップ。意外にも、4年連続の盗塁王を獲得した周東佑京選手は2盗塁にとどまっている。通算の出塁率が.231のため、ランナーとなる数が少ないのも要因か。なお、清宮幸太郎選手はCSで4盗塁をマーク。新庄剛志監督の“仕掛け”にも注目だ。

有原航平とモイネロが現役最多4勝 投手通算成績

 一方投手は、有原航平投手とモイネロ投手が現役トップ、歴代3位の4勝を挙げている。歴代最多は現在一軍の投手コーチを務める中田賢一氏で6勝。今回のパーソル CS パで記録を伸ばせるか。

 セーブ数は中日・岩瀬仁紀氏が10Sで最多で、パ・リーグではサファテ氏(8S)や森唯斗氏(7S)が上位に入る。今後の新たな守護神たちによる記録樹立にも期待したいところだ。ホールド数最多は8Hの巨人の山口鉄也氏。パの現役選手では宮西尚生投手、松本裕樹投手が6Hで並ぶ。

 また、奪三振数は現ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が12試合で84奪三振と他を圧倒。2位の岸孝之投手とは36個差と大きな差が開いている。この先、CSで躍動する“ドクターK”は現れるのだろうか。

いよいよポストシーズン開幕。新ヒーローは現れるか

 短期決戦では投手が守ることはもちろんのこと、野手に“ラッキーボーイ”となるような選手が現れるのが。昨季はレイエス選手が打率.481、柳町達選手が打率.417と活躍。2022年以来のCSとなる埼玉西武は、ポストシーズン初出場となる選手も多い。今季はどんな選手がヒーローとなるのか、注目していきたいところ。

 なお、今季から導入された新ルールにより、今回のファイナルステージは福岡ソフトバンクに2勝のアドバンテージがあり、5勝先取制となる。圧倒的に有利な状況となっている福岡ソフトバンクがこのまま勝ち上がるのか、それをはね返すか。20年目のクライマックスシリーズの戦いが幕を開ける。

文・丹羽海凪

記事提供:パ・リーグ インサイト

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