11月14日、第51回 三井ゴールデン・グラブ賞が発表された。各ポジションの受賞選手とコメントは以下の通り。
投手:山本由伸投手(オリックス・バファローズ)
26試合 15勝 5敗 193回 205奪三振 防御率1.68 守備率.978
山本由伸投手は2年連続2度目の受賞。昨年に続き『最優秀防御率』、『最多勝』、『最多奪三振』、『最高勝率』の投手四冠を達成し、チームのリーグ連覇に貢献した。
「2年連続で選出していただき、大変光栄に思います。たくさんの素晴らしいピッチャーの中から選んでいただいたことは自信になりますし、励みにもなります。もっともっと野球が上手くなるように、これからも日々精進したいと思います」
捕手:甲斐拓也選手(福岡ソフトバンクホークス)
130試合 323打数 58安打 1本塁打 27打点 38四球 打率.180 出塁率.275 守備率.994
甲斐拓也選手は、6年連続6度目の受賞。巧みなリードだけでなく、リーグ2位となる盗塁阻止率.343も記録し、チームの要として投手陣を引っ張った。
「毎年意識している個人的にも特別な賞ですし、受賞は本当にうれしいです。守備にはこだわりがありますし、自分自身それが長所の選手だとも思っているので今後の励みになります。ただ、チームとしても個人としても今季の成績には納得できていないので、この受賞に恥じないようもっと技術を上げていきたいと思います」
一塁手:中村晃選手(福岡ソフトバンクホークス)
114試合 379打数 96安打 7本塁打 51打点 45四球 打率.253 出塁率.334 守備率.996
中村晃選手は、3年連続3度目の受賞。外野手登録ながら、主に一塁手として試合に出場し、2年連続でリーグトップとなる守備率.996をマークした。
「人に守備を認めてもらって選ばれる賞ですので光栄に思います。頑張っている投手を直接助けられるポジションなので、いい投球の後は確実にアウトを取りたいですし、逆に投手がマズい打球処理をしたらフォローしたいという気持ちで守備についています。その積み重ねが受賞に結び付いたのだとしたら嬉しいです。今季終盤はミスもあったので、来季はもっと上達してチームの勝ちにつながる守備ができればと思っています」
二塁手:外崎修汰選手(埼玉西武ライオンズ)
132試合 478打数 103安打 12本塁打 47打点 52四球 打率.215 出塁率.295 守備率.986
外崎修汰選手は、2年ぶり2度目の受賞。今季は132試合に出場し、自身3年ぶりの2桁本塁打に到達するなど攻守で活躍を見せた。
「守備に関しては『慌てない』というのが第一で、あとはポジショニングなど細かいところは積み重ねた経験を生かして、日々取り組んでいました。僕のなかでは獲りたいタイトルのひとつでしたし、普段から意識してきたことを評価していただいた証だと思いますので、うれしいです。来シーズンも連続で獲得できるよう、おごらずがんばりたいと思います」
三塁手:宗佑磨選手(オリックス・バファローズ)
130試合 469打数 127安打 5本塁打 43打点 45四球 打率.271 出塁率.341 守備率.961
宗佑磨選手は、2年連続2度目の受賞。軽快な守備はもちろん、打撃でも得点圏打率.323と勝負強さを発揮し、チームをけん引した。
「昨年に引き続き、名誉ある賞に選んでいただき、とても光栄に思います。目指していた賞の一つでもありますし、本当に嬉しいです。まだまだレベルアップして、今以上にチームに貢献できる守備を目指し、また来年も選んでいただけるようにがんばります」
遊撃手:源田壮亮選手(埼玉西武ライオンズ)
108試合 414打数 110安打 2本塁打 17打点 30四球 打率.266 出塁率.317 守備率.988
源田壮亮選手は、5年連続5度目の受賞。華麗な守備で投手陣を盛り立て、チームを2年ぶりのAクラス入りへと導いた。
「率直に、うれしいです。自分のアピールポイントである守備を評価していただいたことは、本当に光栄です。この賞に恥じないよう、そしてファンの方に喜んでいただけるよう、来シーズンも全力でプレーします」
外野手:高部瑛斗選手(千葉ロッテマリーンズ)
137試合 541打数 148安打 3本塁打 38打点 36四球 打率.274 出塁率.324 守備率.991
高部瑛斗選手は初受賞。今季は「1番・左翼手」で開幕スタメンを勝ち取ると、そのままレギュラーに定着。44盗塁で盗塁王も獲得しており、躍進の一年となった。
「プロ入りの時からずっと目指してきた賞ですので、みなさまに選んでいただき受賞することが出来てとてもうれしいです。これからもこの賞を受賞できる選手になるためにしっかりと練習に精進して取り組んでいきます」
外野手:辰己涼介選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
120試合 409打数 111安打 11本塁打 35打点 42四球 打率.271 出塁率.354 守備率.994
辰己涼介選手は、2年連続2度目の受賞。高い守備力でチームを支えたほか、打率・本塁打・打点など多くの打撃指標でもキャリアハイの成績を残した。
「今年も目標にしていたので、2年連続の受賞が叶い、大変うれしく思います。日々支えてくださる球団関係者、家族、いつも応援してくださるファンのみなさまのおかげです。味方には安心感、相手には絶望感を与えられるような守備で、来年以降も毎年受賞できるよう精進してまいります」
外野手:福田周平選手(オリックス・バファローズ)
118試合 448打数 120安打 24打点 32四球 打率.268 出塁率.328 守備率.983
福田周平選手は初受賞。昨年から外野手に転向すると、持ち前の俊足を生かしてレギュラーに定着し、日本一への原動力となった。
「自分にとっては縁がないと思っていましたし、内野手としてプロに入ってきて、外野手としてこの賞をいただくことになるとは微塵も思っていませんでしたので、本当にビックリしましたが、素直にとても嬉しく思います。自分がというよりも守備練習を手伝ってくれた方たち、指導していただいたコーチの方々、そういったみなさんのおかげです。守備を評価してもらった事実を自信にして、また来年も選んでもらえるようにがんばります」
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