パ・リーグは10月2日、レギュラーシーズン全日程を終了。それに伴い、今季の個人タイトルが確定した。
【最多本塁打者賞】
山川穂高選手(埼玉西武)41本塁打 3年ぶり3度目
【最多打点者賞】
山川穂高選手(埼玉西武)90打点 初受賞
山川穂高選手は不振に苦しんだ2年間を乗り越えて「過去2度の受賞よりうれしい」と3年ぶりとなるタイトル獲得。「ホームラン王にはこだわりがありますし、それを獲るためにがんばってきました。今年の成績を、来年以降も続けられるようがんばります」とコメントした。
なお、打点王に輝いたのは自身初。「2019年に120打点をあげた時はタイトルを獲得できませんでしたが、今年は90打点で獲得できたのは不思議に思います。打点王は初めての受賞ですし、ずっと欲しかった賞なので、とてもうれしく思います」と喜びを語った。
【首位打者賞】
松本剛選手(北海道日本ハム)打率.347 初受賞
首位打者に輝いたのは松本剛選手。今季は開幕から好調を維持し、中盤には故障離脱もあったものの自身5年ぶりとなる規定打席に到達した。松本剛選手は「来シーズンは個人の活躍はもちろん、チームとしても優勝できるよう全力で頑張ります」とコメント。新球場で迎える来季も注目だ。
【最高出塁率者賞】
吉田正尚選手(オリックス)出塁率.447 2年連続2度目
吉田正尚選手は2年連続の最高出塁率を受賞した。「しっかりと塁に出て、チャンスメイクをして、そしてランナー還すというところは自分のプレースタイル」と今季も安定した成績で、特に9月は打率.413、23打点と好成績。パ・リーグ連覇に大きく貢献した。
【最多安打者賞】
島内宏明選手(東北楽天)161安打 初受賞
昨季最多打点の島内宏明選手は、今季は球団史上初となる最多安打を獲得。新型コロナウイルスの影響で主力が離脱するチームが多い中、142試合に出場し打率.298と打線をけん引した。「シーズン通して4番を打たせていただいていましたが、4番で(最多安打の)タイトルを獲れることはなかなかないと思うので、本当にうれしいですし、よかったと思います」と語った。
【最多盗塁者賞】
高部瑛斗選手(千葉ロッテ)44盗塁 初受賞
最多盗塁は高部瑛斗選手が2位の福岡ソフトバンク・周東佑京選手に22個差をつけての受賞となった。3年目の今季はレギュラーに定着し137試合に出場、打率.274と大きく躍進。持ち前の俊足は盗塁だけでなく守備にも生かされ、今やチームに欠かせない存在だ。
文・丹羽海凪
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