シーズン成績は千葉ロッテに分あり? マリーンズvsイーグルスの今季対戦を振り返る

2021.11.6(土) 09:00 パ・リーグ インサイト
千葉ロッテ・荻野貴司選手(左)と東北楽天・浅村栄斗選手(右)(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテ・荻野貴司選手(左)と東北楽天・浅村栄斗選手(右)(C)パーソル パ・リーグTV

 いよいよ11月6日、「パーソル クライマックスシリーズ パ」が開幕する。ファーストステージは2位・千葉ロッテと3位・東北楽天が対戦。ファイナルステージで待ち受ける首位・オリックスへの挑戦権を獲得するのはどちらになるのか。初戦の前に今季レギュラーシーズンでの対戦を振り返っていきたい。

今季対戦は千葉ロッテが勝ち越し。ZOZOマリンスタジアムでの戦いは?

 今季対戦成績は、千葉ロッテが全25回戦のうち15勝9敗1分と勝ち越し。ファーストステージの舞台となるZOZOマリンスタジアムに限っても千葉ロッテが8勝5敗と勝ち越している。

 初対戦となったのは3月30からの3連戦。福岡の開幕カードを3連敗で終えた千葉ロッテは、本拠地に戻ってのホーム開幕カードだったが、投打振るわず連敗を喫する。しかし、4月1日の第3回戦は打線が16得点と爆発。開幕戦からの連敗を5で止めた試合となった。次のZOZOマリンスタジアムでの対戦は5月21日からの3連戦。初戦を13得点の大勝で飾った東北楽天が勝ち越した。

 交流戦が終わり、7月以降は千葉ロッテが東北楽天に対し3カード9連勝。うち2カードがZOZOマリンスタジアムで行われ、いずれも3得点以上、4試合で2失点以下と投打がかみ合った。しかし、10月は東北楽天が3勝1敗と勝ち越し。ZOZOマリンスタジアムでは7日の1試合のみだったが、3対2の接戦を東北楽天が制している。

 投打成績を見てみよう。対戦防御率は千葉ロッテが3.01、東北楽天が4.09、チーム打率は千葉ロッテが.263、東北楽天が.223と投打ともに千葉ロッテの方が好成績だ。シーズンの数字で言えば、千葉ロッテに分があるだろう。

初戦は互いに好相性の投手が先発。個人成績もチェック

 ここからは個人の成績に注目していこう。初戦の先発は佐々木朗希投手と則本昂大投手。20歳ながら大一番の先発を託された佐々木朗投手は、東北楽天に対し3試合で防御率1.35、被打率.132と好相性。則本投手も今季は4試合で防御率1.61と好成績を収めている。初戦から熱い投手戦が期待できそうだ。

 投手陣では佐々木朗投手に続いて先発が予想される小島和哉投手にも注目だ。今季前半戦は苦戦も、後半戦の対戦では完封勝利を収めるなど、3試合でわずか2失点と好投。リリーフでは途中加入の国吉佑樹投手が、5試合で無失点としている。パーソル CS パでも変わらぬパフォーマンスを見せられるか。

 対する東北楽天は、田中将大投手が千葉ロッテに対し防御率1.46と好相性。今季は援護に恵まれず4勝にとどまったが、大舞台での経験を生かしてチームを勝利に導きたいところ。リリーフ陣は酒居知史投手が8イニングで1失点と好投しているほか、守護神・松井裕樹投手の復帰もひとつのポイントとなりそうだ。

 続いて野手陣の注目株を紹介。千葉ロッテは対東北楽天打率が高い選手が多い。荻野貴司選手(.354)、中村奨吾選手(.356)をはじめ、後半戦は攻守に存在感を見せた岡大海選手も17打数6安打で打率.353だ。さらに、レアード選手も打率.326、9本塁打とパ・リーグ球団の中では最も得意としている。彼らを中心に、着実に得点したい。

 東北楽天は浅村栄斗選手が対千葉ロッテ打率.289と比較的得意にしている。一方で、今季打点王を獲得した島内宏明選手は.188と苦手にしているのが気になるところだ。チーム全体で見ても、打率.223と本来の力を発揮しきれなかった。パーソル CS パではこれを克服し、千葉ロッテ投手陣攻略なるか。

 シーズン成績からは千葉ロッテに分があるかに思われるが、“ラッキーボーイ”が現れたりと何が起きるかわからないのが短期決戦の面白いところだ。「パーソル CS パ」ファーストステージを突破するのはどちらになるのか、両軍の健闘に期待したい。

文・丹羽海凪

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