渡部健人が打撃2冠、リチャードは2年連続本塁打王。ファームタイトル獲得者一覧

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本塁打王に輝いた清宮幸太郎選手(左)渡部健人選手(中央)リチャード選手(右)(C)パーソル パ・リーグTV
本塁打王に輝いた清宮幸太郎選手(左)渡部健人選手(中央)リチャード選手(右)(C)パーソル パ・リーグTV

 3月中旬に開幕したファーム公式戦はウエスタン・リーグが9月30日に、イースタン・リーグは10月3日に全日程を終了。それにともない今シーズンの個人タイトルが確定した。

イースタン・リーグ個人成績一覧

【最優秀防御率】
生田目翼投手(北海道日本ハム)防御率2.30
【最多勝】
森遼大朗投手(千葉ロッテ)10勝
【最多セーブ】
小沼健太投手(千葉ロッテ)18セーブ
【最高勝率】
本田圭佑投手(埼玉西武)勝率.727
【首位打者】
太田賢吾選手(東京ヤクルト)打率.327
【最多本塁打】
清宮幸太郎選手(北海道日本ハム)
渡部健人選手(埼玉西武)ともに19本
【最多打点】
渡部健人選手(埼玉西武)64打点
【最多盗塁】
高部瑛斗選手(千葉ロッテ)28盗塁
【最高出塁】
奥村展征選手(東京ヤクルト)出塁率.387

 イースタン・リーグは優勝した千葉ロッテから3選手が個人タイトルを獲得。育成選手の森遼大朗投手と小沼健太投手にとっては支配下登録へ大きなアピールとなった。

 埼玉西武のドラフト1位ルーキー・渡部健人選手は本塁打と打点の2冠。チームの先輩・山川穂高選手も新人時代に21本でイースタン本塁打王を獲得しており、渡部選手のタイトル獲得は今後の飛躍を感じさせる吉兆だ。

 渡部選手と本塁打王を分け合ったのは北海道日本ハムの清宮幸太郎選手。プロ4年目の今シーズンはここまで一軍出場なし。ファームでの初タイトルを活躍のきっかけとしたい。

ウエスタン・リーグ個人成績一覧

【最優秀防御率】
村上頌樹投手(阪神)防御率2.23
【最多勝】
村上頌樹投手(阪神)10勝
【最多セーブ】
椎野新投手(福岡ソフトバンク)9セーブ
【最高勝率】
村上頌樹投手(阪神)勝率.909
【首位打者】
小野寺暖選手(阪神)打率.315
【最多本塁打】
リチャード選手(福岡ソフトバンク)12本
【最多打点】
井上広大選手(阪神)50打点
【最多盗塁】
島田海吏選手(阪神)21盗塁
【最高出塁】
小野寺暖選手(阪神)出塁率.391

 ウエスタン・リーグは優勝した阪神勢が個人タイトルも占めるなか、福岡ソフトバンク・リチャード選手が2年連続2度目のウエスタン本塁打王を獲得。今シーズンは待望の一軍初出場、初ホームランも記録。苛烈なシーズン終盤戦を戦うチームにまだまだ貢献したいところ。

 なお、両リーグ王者が対戦する千葉ロッテ対阪神のプロ野球ファーム日本選手権は10月9日(土)ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われる。その後、10月11日(月)から11月1日(月)まで第18回みやざきフェニックス・リーグが開催。一軍での活躍を目指し、研鑽を積むファームの選手たち。公式戦終了後も引き続き注目だ。

文・菊地綾子

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