6月20日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの第12回戦は、1対1の引き分け。両軍の投手陣が奮闘し、得点はソロ本塁打による1点ずつとなった。
福岡ソフトバンクの先発・和田毅投手は初回、淺間大基選手の先頭打者弾で1点を失う。さらにこの回、2四球と安打で1死満塁とするも、野村佑希選手を併殺打に仕留めて最小失点で凌いだ。その後も粘り強い投球を続けていたが、6回表に先頭の近藤健介選手に四球を与え、続く渡邉諒選手の犠打で1死2塁とされたところで降板。毎回走者を出したことで球数を要しながらも、5.1回97球6安打3四球1失点と踏ん張った。
北海道日本ハム先発の加藤貴之投手は初回を3者凡退で立ち上がると、4回まで相手打線を1安打に抑え込む。5回裏に先頭の柳田悠岐選手に15号ソロを浴びて同点に追いつかれたものの、後続を3者連続三振に仕留めてそれ以上付け入る隙を与えない。その後もテンポよくアウトを積み重ね、8回104球2安打1四球1失点で降板。勝ち投手の権利こそ手にできなかったが、圧巻の投球を披露した。
6回から継投に入った福岡ソフトバンクは、2番手・松本裕樹投手を筆頭に4投手のリレーで再三のピンチを凌ぎ追加点を許さず。一方、先発の加藤貴之が8回を投げ切った北海道日本ハムは、9回裏を守護神の杉浦稔大投手が無失点で締め、1対1のまま試合終了。
福岡ソフトバンクは、チーム全体でわずか2安打1四球。出塁は3度のみで、柳田悠岐選手の本塁打で同点に追いつくのが精いっぱいだった。また、適時打の出ていないイニングは「43」まで伸びることとなった。対照的に、北海道日本ハムは9安打5四球と毎回塁上をにぎわせ、先頭打者も6度出塁したが、再三の好機を生かすことができず。こちらも得点は淺間大基選手の3試合連続本塁打による1点にとどまった。
123456789 計
日 100000000 1
ソ 000010000 1
日 加藤貴之-杉浦稔大
ソ 和田毅-松本裕樹-田浦文丸-板東湧梧-岩嵜翔
文・吉村穂乃香
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