6月20日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天とオリックスの第10回戦は、3対0でオリックスが勝利。オリックスは接戦をものにし、引き分けを挟んでの連勝を「8」に伸ばした。
楽天・早川隆久投手とオリックス・宮城大弥投手による、パ・リーグを代表する若手左腕対決は互いに譲らぬ投手戦に。要所を締める投球で試合のリズムを作ると、野手陣も好守で盛り立て、緊迫感のあるゲームを演出する。
試合が動いたのは6回表。オリックスはこの回先頭の吉田正尚選手が四球で出塁すると、続く杉本裕太郎選手も安打で続く。犠打で1死2、3塁とし、モヤ選手の適時打で均衡を破る。さらに続くロメロ選手もしぶとく右前に運び、2者連続の適時打に。伏見寅威選手の内野ゴロの間にも1点を追加したオリックスが3点を先行する。
一方、援護を受けた宮城投手は直後の6回裏を3者凡退で抑えると、楽天打線につけ入る隙を与えず、8回112球5安打4奪三振1四球無失点の好投で流れを渡さなかった。9回裏は抑えの平野佳寿投手がマウンドに。3番・浅村栄斗選手からの好打順を3者凡退に抑え、試合終了。
首位・楽天に勝利したオリックスは、2014年7月25日以来、7年ぶりに同率で首位に浮上した。打線では福田周平選手ら4選手がマルチ安打を記録。宮城投手はリーグトップタイの7勝目をマークした。一方敗れた楽天は5連敗。早川投手は「終始、リズムを作ることができませんでした」と6回103球8安打3失点の投球内容で3敗目を喫した。打線も散発5安打と援護できなかった。
123456789 計
オ 000003000 3
楽 000000000 0
オ ○宮城大弥-S平野佳寿
楽 ●早川隆久-福山博之-森原康平-西口直人
文・小野寺穂高
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