6月20日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの第12回戦は、3対3で引き分けに終わった。
埼玉西武先発のニール投手は、初回こそ中村奨吾選手に二塁打を浴びるも、3回から3イニングを3者凡退に抑えるなど、持ち味の打たせて取る投球で得点を与えない。
一方の千葉ロッテ先発の小島和哉投手は初回、先頭・岸潤一郎選手、源田壮亮選手の連打で、無死1、2塁のピンチを招くも、後続を断ち無失点で切り抜ける。2回裏、4回裏、5回裏は3者凡退に抑える落ち着いた投球を披露するなど、試合は両先発による息詰まる投手戦となり、両チームとも一歩も譲らず折り返す。
ニール投手は6回表、荻野貴司選手の安打などで1死1、2塁から、中村選手の適時打、角中勝也選手の犠飛で2失点。ニール投手は続くレアード選手に四球を与えたところで降板、なおも2死1、2塁のピンチだったが、ここは代わった武隈祥太投手が無失点で切り抜けた。
埼玉西武は直後の6回裏、2死から森友哉選手が四球を選ぶと、続く山川穂高選手が豪快に振り抜いた打球は右翼席へ。4番の11号2ランで同点に追い付くと、7回裏には代打・川越誠司選手の適時二塁打で勝ち越しに成功した。
しかし8回表、十亀剣投手がマーティン選手の二塁打などで2死1、3塁のピンチを招くと、この回途中から登板した平良海馬投手が連続四球を与えて試合は振り出しに。9回表は森脇亮介投手が無失点に抑えたが、9回裏は千葉ロッテ・益田直也投手の前に3者凡退に倒れ、3対3で試合終了。
埼玉西武は、ニール投手が5.2回95球4安打2四球2失点と中盤に踏ん張りきれず。打線では金子侑司選手が2安打1盗塁をマークした。一方の千葉ロッテは、小島投手が6回5安打2四球2失点で降板。打線では中村選手が2安打1打点の活躍を見せた。なお、8回表途中から登板した平良投手は、パ・リーグ記録に並ぶ34試合連続無失点を記録した。
123456789 計
ロ 000002010 3
西 000002100 3
ロ 小島和哉-東妻勇輔-佐々木千隼-益田直也
西 ニール-武隈祥太-渡邉勇太朗-十亀剣-平良海馬-森脇亮介
文・山本理絵
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