6月12日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と阪神の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第2回戦は、1対9で楽天が敗れた。
楽天は今季3勝目をかけて田中将大投手が先発マウンドに上がる。田中投手はキレのある直球と多彩な変化球で阪神打線を翻弄し、3回まで一人の走者も許さない圧巻の投球を続けていた。しかし4回表、2死1塁から大山悠輔選手の8号2ランで先制を許す。さらに6回表にも佐藤輝明選手に16号ソロを被弾。結局7回を投げて、5安打2四球5奪三振3失点の内容でマウンドを降りた。
なんとか反撃したい打線は、4回裏に4番・島内宏明選手の10号ソロで1点を返したが、阪神の先発・伊藤将司投手を攻略できず、7回まで4安打1得点に抑えられてしまう。8回表を安樂智大投手が無失点に抑えたが、9回表のマウンドに上がった内間拓馬投手が近本光司選手の適時三塁打を浴びるなど4失点。代わった4番手・西口直人投手も木浪聖也選手に1号2ランを許し、この回一挙6点を奪われた。
8点を追う楽天は9回裏、阪神の3番手・エドワーズ投手の前に3者凡退に終わり1対9で試合終了。敗れた楽天は先発・田中投手が7回109球5安打3失点と粘りの投球を見せたが、打線が5安打1得点と攻められず、最終回にはリリーフ陣が6失点と反撃の流れをつくれなかった。投打に課題が残った楽天が痛い2連敗を喫し、明日の交流戦最後の試合へ挑む。
123456789 計
神 000201006 9
楽 000100000 1
神 ○伊藤将司-藤浪晋太郎-エドワーズ
楽 ●田中将大-安樂智大-内間拓馬-西口直人
文・巴 寛道
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