5月12日、東京ドームで行われた北海道日本ハムとオリックスの第8回戦は、2対1で北海道日本ハムが勝利。北海道日本ハムが白熱した投手戦を制した。
北海道日本ハムの先発・加藤貴之投手は初回1死からオリックスの2番・安達了一選手に安打を浴びるものの後続を絶ち無失点、2回表を3者凡退と上々の立ち上がり。すると打線は2回裏、5番・王柏融選手がオリックスの先発・山本由伸投手の甘く入ったカットボールをライトスタンドに運ぶ1号ソロを放ち、先制に成功する。
試合は両先発の好投で投手戦の様相となる。先制点をもらった加藤投手は持ち前の制球でオリックス打線を打ち取り、6回まで計2安打で抑える抜群の投球を披露。7回表には吉田正尚選手とモヤ選手に安打を浴び1死1、2塁のピンチを招いたが、続く2者を凡打に打ち取り、1点のリードを守り抜いて降板した。
好投を続ける加藤投手をなんとか援護したい打線は7回裏、2死から王選手が二塁打で好機を演出。続く6番・大田泰示選手が適時打を放ち追加点を挙げ、スコアを2対0とする。
北海道日本ハムは8回表から継投に入り、2番手にロドリゲス投手が登板。しかしこの回先頭の代打・T-岡田選手に3試合連続となる3号ソロを許すと、2死から安打を浴びたところで堀瑞輝投手にスイッチ。堀投手は吉田正選手に安打を打たれるも、続く杉本裕太郎選手を打ち取りピンチを切り抜ける。9回表は4月28日以来の登板となる守護神・杉浦稔大投手が2死から2者連続の四球を出したが無失点に抑え、2対1で試合終了。
勝利した北海道日本ハムは先発・加藤投手が7回4安打5奪三振無失点と抜群の投球で今季3勝目。栗山監督の必死の継投策で1点差を逃げ切り、緊迫感のある試合を制した。敗れたオリックスは、エース・山本投手が7回4安打9奪三振2失点の好投を見せるも打線が援護できず。T-岡田選手が3試合連続となる本塁打を放ったが、空砲に終わった。
123456789 計
オ 000000010 1
日 01000010X 2
オ ●山本由伸-富山凌雅
日 ○加藤貴之-ロドリゲス-堀瑞輝-S杉浦稔大
文・矢澤拓郎
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