5月12日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第8回戦は、激しいシーソーゲームの末に8対8の引き分けに終わった。
福岡ソフトバンクは2回裏、柳田悠岐選手の安打と甲斐拓也選手のセーフティバントなどで1死1、3塁とすると、上林誠知選手が犠飛を放ち1点を先制する。3回裏には先頭の周東佑京選手が安打で出塁すると、柳田選手がライトスタンド上段に突き刺さる特大の7号2ランで2点を追加。「打ったのはフォーク。いいスイングで完璧に捉えることができました」と振り返る一発で3対0とする。
先発の和田毅投手は4回まで千葉ロッテ打線をパーフェクトに抑える快投を見せたが、5回表に連打を浴びて無死1、2塁とすると、レアード選手に同点の6号3ランを被弾してしまう。さらに2死1塁から荻野貴司選手、マーティン選手、中村奨吾選手に3連続適時打を浴びて3点を勝ち越され、5回途中でまさかの降板。2死1塁から登板した津森宥紀投手は、後続を抑えてつなぐ。
6回表からは笠谷俊介投手がマウンドに上がり、2イニングを無安打、5奪三振を奪う完璧な投球で流れを引き寄せると、7回裏に打線が爆発。1死から周東選手の四球と牧原大成選手の安打で1、3塁として栗原陵矢選手の犠飛で2点差とすると、柳田選手、中村晃選手の連続適時打で同点に。さらに2死1塁から「非常に流れが良かったので思い切ってスイング出来ました」と甲斐選手が勝ち越しの4号2ラン。8対6と2点を勝ち越した。
8回表は岩嵜翔投手が登板し3者凡退に抑え、9回表はモイネロ投手がマウンドへ。しかし味方の失策と四球、藤岡裕大選手の犠打で1死2、3塁のピンチを招くと、代打・エチェバリア選手の適時打で1点差に。さらに1死1、3塁から荻野貴選手に犠飛を許し、同点とされる。なおも2死1塁でマーティン選手を迎えたが、ここは空振り三振に抑えて勝ち越しは許さなかった。
9回裏、千葉ロッテの守護神・益田直也投手の前に1死から柳田選手が四球を選んで出塁。代打・長谷川勇也選手は二ゴロに倒れ、2死1塁で前打席に本塁打を放った甲斐選手が打席に。2ボール2ストライクから高めの直球に空振り三振に倒れ、8対8の引き分けに終わった。
福岡ソフトバンクは7回裏に一挙5点を挙げて逆転に成功したが、9回表にマウンドに上ったモイネロ投手がまさかのセーブ失敗。2位奪取とはならなかった。一方の千葉ロッテは3番手・ハーマン投手が5失点を喫して一時逆転を許すも、最終回に追い付き引き分けに持ち込んだ。
123456789 計
ロ 000060002 8
ソ 012000500 8
ロ 岩下大輝-田中靖洋-ハーマン-佐々木千隼-鈴木昭汰-益田直也
ソ 和田毅-津森宥紀-笠谷俊介-岩嵜翔-モイネロ
文・波多野瞭平
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