3月10日、静岡草薙球場で行われた楽天イーグルスと千葉ロッテのオープン戦は、8対4で千葉ロッテが勝利した。若手選手を中心に16安打8得点と千葉ロッテ打線が爆発した。
千葉ロッテの先発・岩下大輝投手は力強い直球とフォークを織り交ぜ、打たせて取る投球を披露。4回を投げて被安打2、無失点と先発ローテーション入りに向けて上々の仕上がりを見せた。
5回表、打線はヒット3本で1死満塁とすると、負傷により降板した楽天の先発・則本昂大投手の後を受けた西口直人投手の押し出し四球で先制に成功する。さらに続く1番・荻野貴司選手の適時打、菅野剛士選手の犠飛で2点を追加。この回千葉ロッテがついに均衡を破った。
直後の5回裏、2番手・中村稔弥投手が連打を浴び無死1、3塁のピンチを招くと、9番・小郷裕哉選手、続く辰己涼介選手の連続適時打ですぐさま同点とされる。その後、黒川史陽選手の内野ゴロの間に3塁走者が生還。この回集中打で一挙4点を奪われ、3点のリードがわずか1イニングにしてビハインドに変わった。
しかし7回表、連打と犠打で1死2、3塁とすると、3番・マーティン選手、続く山口航輝選手の連続適時打で再逆転に成功。8回表にも高部瑛斗選手の適時打などでさらに3点を追加し、楽天を突き放した。その後はリリーフ陣が安定したピッチングで楽天の反撃を許さず。9回裏に小野郁投手が2死満塁のピンチを迎えるも、無失点で試合を締めた。
勝利した千葉ロッテは先発・岩下投手が4回2安打無失点の好投。打線は3回まで無安打に終わったものの、中盤以降に火が付き16安打の猛攻を見せた。一方敗れた楽天の先発・則本投手は、4回まで2塁を踏ませない投球を見せたものの、5回表に打球が膝に当たり、無念の途中降板となった。先制された直後に打線は一時逆転するも、その後のブセニッツ投手が2失点、松井裕樹投手が3失点とリリーフ陣が踏ん張りきれなかった。
123456789 計
ロ 000030230 8
楽 000040000 4
ロ 岩下大輝-中村稔弥-○田中靖洋-ハーマンー益田直也ー小野郁
楽 則本昂大-西口直人-牧田和久ー●ブセニッツー松井裕樹ー菅原秀
文・鈴木竜雅
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