岩下大輝 ~令和を翔ける鴎のエースへ。数多の苦難を乗り越えた本格派右腕~(千葉ロッテマリーンズ)【インサイト的選手名鑑】

パ・リーグ インサイト 成田康史

2019.6.12(水) 17:03

千葉ロッテマリーンズ・岩下大輝投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・岩下大輝投手(C)パーソル パ・リーグTV

岩下大輝(いわした・だいき)/投手

#46/1996年10月2日生まれ
182cm・90kg/右投右打


 石川・星稜高校から2014年ドラフトで3位指名を受け、千葉ロッテに入団。気迫あふれるフォームから投げ込む150km/h前後の直球と、鋭く落ちるフォークボールを武器に三振を奪う、未来のエース候補だ。

 2014年夏。石川大会の決勝戦。小松大谷高校を相手に、9回裏だけで8点差をひっくり返す大逆転劇を披露した「ミラクル星稜」のエースとして、その名はアマチュア野球界に轟いていた。しかしプロでは、1年目のオフにトミー・ジョン手術、2017年のオフに椎間板ヘルニア手術など、怪我との戦いが続き、3年目まではファームで計17試合の登板に終わっていた。

 一気に自身の立場を確立したのは2018年。9月上旬まで救援として登板を重ね、10月5日、楽天生命パーク宮城で初めて先発すると、6回無失点の快投で待望のプロ初勝利。先発ローテ争いへ名乗りを挙げた。そして翌年、開幕からローテーションの一角を担い、5勝を挙げる。8月に右足を負傷し離脱し、復帰した9月からは救援としてチームを支え、結果的には防御率3.64でシーズンを終えた。

 2020シーズンは、開幕ローテーション入りを果たし、16試合に先発登板。キャリアハイの7勝をマークしたが、防御率は4.20と前年から数字を落とした。2021年もシーズンを通してチームに貢献し、2桁勝利を達成したい。

【2020年一軍成績】
17試合7勝7敗 90回 74奪三振、防御率4.20 WHIP1.48


(2021/2/11追記)

文・成田康史

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☆岩下大輝投手の動画はこちらから!

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