平野佳寿が4年ぶりに本拠地登板。田嶋大樹や太田椋が活躍を見せたオリックスが3連勝

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2021.3.9(火) 20:54

3/9 バファローズ対スワローズ ダイジェスト(C)パーソル パ・リーグTV
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 3月9日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東京ヤクルトのオープン戦は、4対1でオリックスが勝利。中盤に勝ち越すとそのままリードを守り抜き、オープン戦3連勝を飾った。

 初回、先頭の佐野皓大選手が二塁打で出塁。さらに連続四球でチャンスを広げて満塁とすると、モヤ選手の内野ゴロの間に3塁走者が生還し、先制点を挙げた。しかし3回表、先発の田嶋大樹投手が西浦直亨選手に一発を浴び、試合は振り出しに戻る。

 田嶋投手は中盤以降、得点圏に走者を背負う場面を作るも、球威を感じさせる直球と内外角への制球力を武器に、要所を締める投球で東京ヤクルトの追撃を許さず。6回表は2者連続三振を奪うなど、緩急をつけた投球で立ち直った。すると直後の6回裏、打線は東京ヤクルトのルーキー・山野太一投手から太田椋選手が適時打を放ち、勝ち越しに成功する。

 再びリードを奪った7回表からは、平野佳寿投手が17年10月1日以来、実に1255日ぶりに本拠地のマウンドへ。先頭の内川聖一選手には四球を与えるも、直球や決め球のフォーク、新球のカーブを交えて後続を抑え、順調な調整具合をアピールした。

 7回裏には四球と敵失策で山野投手を攻め立てて1死2、3塁の好機を作ると、代打・伏見寅威選手の内野ゴロでスタートを切った3塁走者・中川圭太選手が間一髪で生還。相手のミスと好走塁で追加点を挙げると、続く後藤駿太選手も適時打でつなぎ、さらに得点を重ねた。

 8回表からは3番手に吉田凌投手が登板。三遊間への強烈なライナーを紅林弘太郎選手がダイビングで捕球するファインプレーもあり、わずか6球で3人を打ち取った。9回表は富山凌雅投手がピンチを招きながらも、1イニングを無失点で締めて4対1で試合終了。

 勝利したオリックスは、先発の田嶋投手が6回73球3安打6奪三振1四球1失点の好投。東京ヤクルトの主砲・村上宗隆選手からは3三振を奪うなどアピールに成功した。打線ではレギュラー候補として期待される太田選手が勝ち越し打をマーク。後藤選手も途中出場ながら適時打と盗塁を記録して結果を残した。

  123456789 計
ヤ 001000000 1
オ 10000120X 4

ヤ スアレス-石山泰稚-●山野太一-清水昇
オ ○田嶋大樹-平野佳寿-吉田凌-S富山凌雅

文・和田信

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