オリックスの宗は今後の活躍に期待、千葉ロッテは新人2人が開幕スタメン打者
藤岡裕大(ロ)18試63打13安2本5点1盗 打率.206
菅野剛士(ロ)18試48打9安0本8点1盗 打率.188
大木貴将(ロ)1試0打0安0本0点0盗 打率.000
宗佑磨(オ)19試76打15安0本5点1盗 打率.197
山足達也(オ)4試11打1安0本0点0盗 打率.091
福田周平(オ)6試8打0安0本0点0盗 打率.000
田中和基(楽)4試4打0安0本0点1盗 打率.000
八百板卓丸(楽)3試4打0安0本0点0盗 打率.000
まだ8人。オリックスの宗は横浜隼人高から2014年ドラ4で入団。父はギニア人、母は日本人のハーフ。身体能力の高さで注目されていたが、今季は内野手から外野手に転向し、1番打者として起用されている。まだ打率は低いが今後の活躍が期待される。オリックスではドラ8の山足達也も開幕スタメンで起用され、初安打も打ったが4月3日のロッテ戦で左足裂傷、戦線離脱した。
井口新監督の下、千葉ロッテはドラ2の藤岡裕大、ドラ4の菅野剛士を開幕スタメンに起用。ともに打率は低いが好機に殊勲打を打つなど活躍している。
4月20日には2軍戦で北海道日本ハムのゴールデンルーキー、清宮幸太郎が2本塁打を打った。今後、清宮をはじめまだ登場していない新人王候補も1軍デビューするはずだ。
まだ新人王レースは始まったばかり。誰が栄冠を手にするか見守っていきたい。
新人王有資格者たちの序盤戦の活躍は? 楽天の池田&菅原、ホークス田中は「大谷世代」
プロ野球開幕から3週間余り。パ・リーグでも、早くもフレッシュな顔ぶれが1軍公式戦で活躍している。新人王有資格者たちの序盤戦の活躍を見ていこう。
新人王有資格者は、海外のプロリーグでプレー実績がなく、支配下選手に初めて登録されてから5年以内で、投手は前年までの1軍での登板イニング数が30イニング以内、打者は前年までの1軍での打席数が60打席以内の選手だ。
パの新人王有資格投手。記録は4月21日まで。
中塚駿太(西)2試0勝0敗0S0H 2回 防御率18.00
伊藤翔(西)1試0勝0敗0S0H 1回 防御率0.00
加治屋蓮(ソ)9試0勝0敗0S1H 7回1/3 防御率1.23
田中正義(ソ)3試0勝0敗0S0H 4回 防御率2.25
西村天裕(日)7試1勝0敗0S1H 6回1/3 防御率4.26
田中豊樹(日)6試0勝0敗0S0H 4回2/3 防御率15.43
玉井大翔(日)4試0勝0敗0S1H 3回2/3 防御率0.00
澤田圭佑(オ)5試0勝0敗0S0H 5回 防御率0.00
田嶋大樹(オ)3試2勝1敗0S0H 15回1/3 防御率4.11
池田隆英(楽)3試1勝2敗0S0H 14回2/3 防御率4.91
菅原秀(楽)7試0勝0敗0S0H 12回1/3 防御率1.46
オリックスの田嶋はドラ1。JR東日本から即戦力左腕として入団し、開幕2戦目に先発して新人では12球団一番乗りとなる初勝利を挙げた。以後もローテを維持している。
楽天の池田は2016年のドラ2、創価大から楽天に入団し2年目の今年、4月1日の千葉ロッテ戦で初先発。3試合目の埼玉西武戦でプロ初勝利を挙げた。同じく楽天の菅原秀も2016年のドラ4。昨年から中継ぎで登板しているが、新人王資格を残すため昨年は28回2/3の登板にとどまった。今季は貴重な中継ぎ投手として活躍している。
選手層が厚い福岡ソフトバンクでは、じっくり育成するという球団方針もあり、新人選手が2~3年以内に活躍することは少ない。加治屋蓮は、2013年のドラ1。新人王資格ぎりぎりの5年目の今年、中継ぎ投手として活躍し始めた。また、今季は楽天の池田と創価高、創価大で同級生だった2016年ドラ1の田中正義が救援投手として登板。150キロ超の速球を投げている。
楽天の池田、菅原、福岡ソフトバンクの田中は1994年生まれ。「大谷翔平世代」だ。大谷はMLBに移籍したが、ここからプロとして実績を積み上げようとしている。
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