右ひじ手術から復帰の大嶺祐太が今季初先発。復調を期す二人の大砲にも注目

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2020.8.31(月) 20:27

千葉ロッテマリーンズ・大嶺祐太投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・大嶺祐太投手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月1日18時からZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと埼玉西武の第12回戦が行われる。埼玉西武は8月30日の試合で9回2死から逆転勝利を収め、6カードぶりの勝ち越しを決めた。反攻に向けて連勝を伸ばすことはできるか。対するは5カード連続の勝ち越しで2位につける千葉ロッテ。続く首位・福岡ソフトバンクとの直接対決に向けて流れを引き寄せていきたい。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→4勝7敗
埼玉西武→7勝4敗

【千葉ロッテ】大嶺祐太投手 (二軍成績)8試合4勝1敗 38回 22奪三振、防御率2.84
【埼玉西武】高橋光成投手 9試合3勝6敗 53.1回 50奪三振、防御率5.57

 千葉ロッテの先発は大嶺祐太投手。2019年1月に受けた右ひじの手術から、育成契約を経て3年ぶりとなる一軍登板へとたどり着いた。二軍では8試合のうち7試合に先発して4勝1敗、防御率2.84の好成績。7月22日のイースタン埼玉西武戦から自身4連勝で一軍への切符をつかんだ右腕が、16年4月2日以来となる先発白星を目指す。野手陣からは安田尚憲選手に注目したい。8月はすべての試合で4番として起用されたものの、打率.200、1本塁打と苦戦。打率.293と好成績を残している埼玉西武戦から再び上昇気流に乗りたい。

 一方の埼玉西武は高橋光成投手が先発。前回登板では6回3失点と奮闘したものの、打線の援護に恵まれず6敗目を喫した。ここ4試合はいずれも2回までに先取点を与えているだけに、序盤の攻撃をしのいでチームに流れを呼び込みたいところ。打線からは中村剛也選手に注目だ。8月は通算1500安打を達成した一方で、打率.094、1本塁打と成績が振るわなかった。シーズン終盤の捲土重来へ向け、打率.313と好相性のカードから新たな月のスタートを切ることはできるか。

文・成田康史

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