7月5日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天イーグルスと千葉ロッテの第6回戦は、8対1で楽天が勝利。12安打8得点と中盤に打線が機能し、5勝1敗で同一カード6連戦を終えた。

　楽天の先発は今季初勝利を目指す石橋良太投手。初回、先頭の荻野貴司選手に二塁打を許すと、清田育宏選手が2試合連続となる適時打。昨日の試合に続き、楽天が先制点を献上した。

　しかし3回裏、ブラッシュ選手の三塁線への適時二塁打で試合を振り出しとすると、5回裏には千葉ロッテ先発・美馬学投手を攻め立てて1,3塁の場面を作り、4番・浅村栄斗選手の7号3ランで逆転に成功。さらに6回裏にも1点を追加してスコアを5対1とした。

　石橋投手は2回以降は立ち直り、千葉ロッテ打線に的を絞らせず無安打に抑える投球を披露。6回まで投げ切り2安打1奪三振2四球1失点の内容でマウンドを降りた。7回表からは牧田和久投手が登板。緩急を使った投球で2奪三振無失点と反撃の余地を与えなかった。

　リードを奪った後も楽天打線は手を緩めず。7回裏に2つの四球と安打で無死満塁の好機を作ると、銀次選手と辰己涼介選手の適時打でさらに3点を追加。7点リードの8回表は酒居知史投手が登板し、走者を許しながらも無失点。9回表は宋家豪投手が3人で締め、8対1で試合終了。

　勝利した楽天は、先発の石橋良太投手が今季初勝利。浅村選手は2試合連続の本塁打を放ち、リーグ単独トップの7本塁打をマークした。敗れた千葉ロッテは、2回以降1安打と打線が沈黙。先発の美馬投手が6回途中5失点と役割を果たせず、古巣相手に白星を挙げられなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ １００００００００ １
楽 ００１０３１３０Ｘ ８

ロ ●美馬学-東條大樹-小野郁-石崎剛
楽 ○石橋良太-牧田和久-酒居知史-宋家豪

文・和田信

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