6月27日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天イーグルスと北海道日本ハムの第5回戦は、18対4で楽天が快勝。中盤以降の猛攻でカード勝ち越しを決めた。
楽天の先発は松井裕樹投手。初回、1番・西川遥輝選手に四球を与えるも後続を打ち取り、2死3塁のピンチを無失点に抑える。打線は3回裏、先頭の8番・太田光選手が二塁打で出塁し、続く9番・辰己涼介選手の犠打で1死3塁の好機を作ると、1番・茂木栄五郎選手の打球がフィルダースチョイスを誘い、1点を先制した。
援護を受けた松井投手だったが直後の4回表、今季初スタメンの6番・杉谷拳士選手に同点1号ソロを許し、試合は振り出しに。さらに5回表、2死2塁から3番・近藤健介選手の適時打で勝ち越されると、続く4番・中田翔選手に4号2ランを浴び、ノックアウト。4.2回6安打5四死球4失点の内容で降板した。
しかし直後の5回裏、楽天打線が北海道日本ハムの先発・加藤貴之投手を捉えた。無死1,2塁から3番・ブラッシュ選手の適時打で2点差に。さらに4番・浅村栄斗選手の3号3ランで逆転すると、辰己選手の適時打、連続の押し出し四球、浅村選手の2点適時三塁打などでこの回一挙10得点。攻撃の手を緩めず、11対4と勝ち越しに成功した。
楽天は7回裏にもブラッシュ選手、6番・ロメロ選手の内野ゴロの間にそれぞれ1点を挙げると、8回裏にも小郷裕哉選手、浅村選手、5番・島内宏明選手、ロメロ選手の連続適時打で5点を追加。14点リードの9回表は安樂智大投手が3者凡退に抑え、18対4で試合終了。
勝利した楽天は、勝ち越しを許した直後の5回裏に北海道日本ハムの中継ぎ陣を捉え、一挙10得点。球団記録に迫る18得点を挙げた。浅村選手は歴代2位タイの1イニング5打点を記録するなど、3安打7打点の活躍を見せた。一方の敗れた北海道日本ハムは杉谷選手、中田選手が本塁打を放ったものの、中継ぎ陣が崩れてカード負け越しが決まった。
12345 6789 計
日 00013 0000 4
楽 001010025X 18
日 加藤貴之-●玉井大翔-堀瑞輝-村田透-金子弌大-鈴木健矢
楽 松井裕樹-○酒居知史-牧田和久-辛島航-津留崎大成-安樂智大
文・高橋優奈
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