リーグ公式動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」では、「野球のチカラ」を結束し少しでも日本社会に貢献すべく、「POWER OF BASEBALL」第2弾として、パ・リーグの各球団の代表選手によるオンライン座談会、「パ・リーグ FANS MEETUP 2020」を6月13日(土)に開催しました。
各選手にはそれぞれの今季こだわりたい成績や、開幕への意気込みについて、「パ・リーグ公式 LINEアカウント」で視聴者に向けて行われたクイズや、応援投票結果も交えながら語っていただきました。「パ・リーグ インサイト」では、開幕戦の対戦カード別に放送を振り返ります。今回は埼玉西武・森友哉選手、北海道日本ハム・中島卓也選手の模様をお届け!
番組の前半では「パ・リーグ公式 LINEアカウント」で事前に行われたクイズ「2020シーズンで特に目標とする成績」に各選手が答える形で、それぞれの「今季こだわりたい成績」について語っていただきました。
中島卓也の目標は「30盗塁」
まずは北海道日本ハムの中島卓選手。事前予想クイズでは「盗塁数」が37%で最も高く、「守備率」の35%を僅差で上回る内訳になりました。そんななかで中島卓選手が目標に掲げたのは「盗塁数」。昨季、自身やチームの盗塁が少なかったことを挙げ、「今年は盗塁にこだわりたい。30盗塁は行きたい」と盗塁数増加への意欲を語りました。ポイントをたずねられると「出塁」とシンプルに回答。
中島卓選手の脚力については、昨季、パ・リーグ1位の盗塁阻止率を記録したオリックス・若月健矢選手も、「投手のクイックが早くても、僕がベストなボールを投げないと刺せない」と脅威に感じていることを明かしました。
森友哉選手は「チーム防御率3点台」を目標に
一方埼玉西武の森選手は、事前予想クイズでは「チーム防御率」が40%と突出した数字に。昨季のパ・リーグ首位打者であり、打撃に定評がある森選手ですが、出演した6選手の中では唯一チーム成績の項目に票が集まりました。そんな森選手が特にこだわりたい成績に挙げたのも「チーム防御率」で、事前の予想と合致する結果となりました。
具体的な数字を問われると「3点台行けたら」。昨季、パ・リーグ最下位のチーム防御率4.35と苦しんだ投手陣を引っ張ることを目標に掲げました。他球団の選手から見た森選手について、福岡ソフトバンクの松田宣浩選手は、「強気で攻めてくる」ことを挙げると、森選手は「いいところでホームランを打つので強気に攻めることを意識している。今季も変わらずインコースを攻めていきたい」と胸中を明かしました。
開幕カードに向けた両軍の状態は?
番組の後半からは、開幕カードを意識した企画へ。開幕カードの3組に分かれて「開幕戦のターニングポイントになりそうなのは?」について視聴者からの投票を募集。投票受付中は、それぞれの選手が現段階におけるチーム状態や開幕戦における意気込みについてコメントしました。
森選手は「チーム状態は上がっている。いつ開幕でもいい」と状態の良さをアピール。開幕戦の意気込みについては、「本来ならば打線で打ち勝つと言いたい」と前置きした上で、女房役として開幕投手に指名されているニール投手に期待を寄せました。
さらに練習試合で結果を残している今井達也投手、新外国人・スパンジェンバーグ選手にも言及。今井投手については、「状態がすごく良い。シーズンを通して好調なピッチングを維持できれば」と高評価。スパンジェンバーグ選手についても、メジャーリーグへ移籍した秋山翔吾選手の穴を埋められると太鼓判を押しました。
一方の中島卓選手も、練習試合で特に本塁打が出ているところに注目し、昨季はリーグ最少の本塁打数に終わった打線の新たな魅力についても言及。埼玉西武については、昨季11勝14敗と負け越している点から、つながったら止まらない「打線の怖さ」を挙げ、対埼玉西武における戦い方では、1点でも取られないことが重要だとコメント。また、投手陣について、昨季けがの影響で登板なしに終わったマルティネス投手の復帰を取り上げ、シーズンを通した活躍に期待を寄せていました。
応援投票の結果は……
投票の結果、埼玉西武は「打線の爆発」が72%と最も高く、6球団の中でも1番の数値に。北海道日本ハムは「投手陣の力投」が最も高い項目となりました。この結果を受けて、強力打線の中核を担う森選手は「打ち勝ちます! 打ちまくります!」と頼もしいコメント。中島卓選手も投手陣を支えるべく、守備での貢献を誓いました。そして、38%の票を集めた「打線の爆発」についても、西川遥輝選手、大田泰示選手の1,2番コンビの怖さをアピール。
森選手は北海道日本ハム投手陣の印象について、「いい投手が多く、苦手な投手も多い」とコメント。さらに敵地の札幌ドームは広く感じ、投手の球の見え方が違うことから「打てる気がしない」と、球場に対する苦手意識も。
中島選手は本拠地・札幌ドームでのファンの声援を、「温かく感じる」とファンへの感謝も述べました。さらに、「遠征ばかりなので早く本拠地で試合がしたい」と今後の本拠地開催を楽しみにしている様子でした。
放送の最後には選手からファンのみなさまへメッセージが。中島卓選手は、「大変な状況ですが、野球でみなさんを元気付けられればと思いますので、全力プレーで頑張っていきます!」とコメント。
森選手は、「開幕が無観客となり、選手も寂しいですがそれでも一生懸命にやるので、画面越しに応援よろしくお願いします!」とメッセージを送り、「今年は金髪でいきますか?」と問われると、「これでいきます!」と答え、野球以外でも楽しみな一面も垣間見られました。最後は松田宣選手から参加選手の中で最年長(!?)と紹介された森選手が音頭を取り、「POWER OF BASEBALL」の掛け声で締め、放送終了。
「パーソル パ・リーグTV」で6月19日(金)のプロ野球開幕戦を楽しもう!
練習試合も佳境に突入するなかで行われた「パ・リーグ FANS MEETUP 2020」、みなさま楽しんでいただけたでしょうか? 2020年のチームのポイントや自身の意識する個人成績などについて、選手に詳しく語っていただき、いよいよ迎える開幕戦に向けて盛り上がりを見せていました。
さて、「パーソル パ・リーグ TV」では、6月19日(金)から始まるパ・リーグ公式戦をライブ配信します! 2020年の開幕戦は「パーソル パ・リーグ TV」で画面越しに選手たちを応援しましょう!
文・和田信
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