3月15日、マツダスタジアムで広島対福岡ソフトバンクのオープン戦が行われた。試合は一発攻勢で序盤から福岡ソフトバンクが試合を有利に進めると、投手陣が1安打に抑え6対0で勝利した。
福岡ソフトバンクは初回、広島先発のドラ1ルーキー・森下暢仁投手から先制点を奪う。1死から福岡ソフトバンクのドラ1ルーキー・佐藤直樹選手が四球で出塁すると、すぐさま自慢の俊足を飛ばし2塁を陥れる。その後、中村晃選手が右前に打球を運び佐藤選手が生還。鮮やかに先制点を挙げた。さらに2回表には支配下登録に向け猛アピール中のリチャード選手が本塁打を放ち、2対0とリードを広げた。
先制点を奪った福岡ソフトバンク打線の勢いは止まらない。3回表、先頭の中村選手が右翼席へアーチをかけると、続く長谷川勇也選手が二塁打で出塁。その直後、上林誠知選手と西田哲朗選手に連続適時打が飛び出し、この回に一挙3点を奪う。5点のリードをもらった福岡ソフトバンク先発の尾形崇斗投手は4回を1安打に抑える投球で首脳陣へアピールを果たした。
中盤になり落ち着いた試合を再び動かしたのは福岡ソフトバンク。6回表先頭の周東佑京選手が高橋樹投手の2球目をはじき返すと打球は中堅の頭を越える。打球を確認すると周東選手が一気に加速し、3塁を蹴り本塁へ生還。持ち味の快足を活かしたランニングホームランで6対0と試合は完全に福岡ソフトバンクの流れに。
最終回は8回からマウンドに上がっていた泉圭輔投手が広島打線に四球で走者を許しながらも後続を打ち取り、6対0で福岡ソフトバンクが1安打完封勝利を収めた。福岡ソフトバンクは初回から得点を挙げると、中村選手、リチャード選手が豪快な一発をたたきこみ、周東選手もらしいランニングホームランで投手陣を援護した。投げては投手陣が広島打線相手に1安打完封リレーを披露。ルーキーの津森宥紀投手はオープン戦を無失点で終えた。
123456789 計
ソ 113001000 6
広 000000000 0
ソ ○尾形崇斗-古谷優人-川原弘之-津森宥紀-泉圭輔
広 ●森下暢仁-塹江敦哉-高橋樹也-藤井皓哉-菊池保則
文・須之内海
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