オフはもう一つの「プロ野球」を楽しもう! 「eBASEBALL プロリーグ」競技解説:後編

パ・リーグ インサイト

2019.11.1(金) 17:30

 プロ野球のシーズンが終わると、もう一つのプロ野球が開幕する。日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメントが共催する「eBASEBALL プロリーグ」の2019-2020年シーズンだ。本記事では前編・後編に分けて競技を簡単に解説。これを機に「eスポーツ」にも親しんでみてはいかがだろうか。

「eBASEBALL プロリーグ」競技解説:前編はこちら

巨人・山口俊投手
巨人・山口俊投手

実在選手を「パワプロ」で再現!選手データ、特殊能力とは?

「パワプロ」内の選手データは基本能力・特殊能力で構成され、各選手の個性を再現している。基本能力は投手能力として「球速」、「コントロール」、「スタミナ」、「変化球」の4項目、野手能力として「弾道」、「ミート」、「パワー」、「走力」、「肩力」、「守備力」、「捕球」、「守備位置」の8項目が設けられている。これらは細かい数値とともに、S~Gの8段階で評価される。

埼玉西武・森友哉選手
埼玉西武・森友哉選手

 基本能力の他に、大きな要素として「特殊能力」が存在する。特定の発動条件を満たすと基本能力の増減を呼ぶものから、実際のプレーに直接影響するものまで、様々な要素が特殊能力によって決定される。eBASEBALLではこの特殊能力によって選手の起用方法が変わるほど大切な要素の一つだ。

 よく使われる特殊能力を簡単に紹介。投手能力では球の着弾点の表示が遅くなる「球持ち○」、登板時に味方打者全員のパワーが上がる「勝ち運」などが代表的だ。野手能力では代打として打席に立つと能力が上がる「代打○」、普段の能力は高くないが、試合終盤の大事な場面に打席が回るとパワーが格段に上昇する「意外性」など、多くの選手に活躍の可能性が秘められている。

 また、能力が低下するマイナス特殊能力も存在する。例えば野手には「併殺」という能力があり、併殺が起こりうる場面(無死または1死で1塁走者がいる場面)でゴロを打ちやすくなる。この能力の発動を防ぐために、1番に強打者を持ってくるケースも少なくないのが「パワプロ」ならではだ。

 これらの能力をさらに変化させる要素として「調子」というパラメータがある。調子は「絶好調」、「好調」、「普通」、「不調」、「絶不調」の5段階で表され、それぞれ基本能力を増減させる。絶好調時には、マイナス特殊能力が無効になるなどの恩恵もあり、主力選手の調子も試合起用に大きく関わる。

「選手」の能力だけじゃない!プロのプレーを見逃すな

 こうして構成される選手データも、動かすのは実在のプレイヤーだ。プレイヤーはコントローラーを巧みに操り、投球、守備、打撃、走塁の要素を全て1人でこなす。

 投球では配球に目が行きがちだが、より注目すべきは「ナイスピッチ」。投球する際にタイミングよくボタン入力をすると、ナイスピッチという表示が出る。ナイスピッチになると、コントロールが良くなるとともに、球威が上がるなど、打ちづらい球となり、投球で最も大切な要素のひとつとなる。

 打撃は現実と同じく、「バットに当てる」、「タイミングを取る」の2つ要素が基本。バットの打面を表すミートカーソルを動かし、タイミングを合わせてボタンを押しバットを振る。この振り方にも2種類あり、当たりやすい「ミート」と、強い打球になりやすいが当たりにくい「強振」があり、その切り替え術にも注目だ。

 さらに、打撃の際にボールにバットの「真芯」を合わせ、完璧なタイミングで捉えると、確定でホームランとなり、「確定演出」が現れる。現実でいえばまさに観客総立ちといった、このダイナミックな演出は一度見たら忘れられないだろう。

 守備では「ファインプレー」に注目してほしい。ナイスピッチと同様、わずかなタイミングに合わせてボタン入力をすると、通常では届かない打球に追いつくことができる。外野の頭を越えそうな打球をスーパージャンプで取る姿は一見の価値がある。

 以上のように、「パワプロ」では「選手データ」とそれを使う「プレイヤー」の力が大きく試合に影響する。ゲーム上では簡単にこなしているように見えても、選手の表情を見ればそのプレーのすごさがわかるだろう。「プロ野球」にも劣らない「eBASEBALL プロリーグ」のハイレベルな戦いは、11月3日(日)に開幕戦を迎える。

パーソル パ・リーグTVでは「eBASEBALL」の各試合を生配信!
上記日程で行われる「eBASEBALL プロリーグ」の各試合は「パーソル パ・リーグTV」でも生配信予定。eBASEBALLプレイヤーによるハイレベルな戦いは「パーソル パ・リーグTV」で!

文・丹羽海凪

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