5月11日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの第7回戦は、10対0で埼玉西武が完勝。同一カード3連戦での3試合連続完封勝利は、1956年6月以来、球団69年ぶりとなった。
埼玉西武打線は3回裏、1死から西川愛也選手の四球、滝澤夏央選手の安打で1、3塁の好機をつくり、渡部聖弥選手の適時打で先制。続くネビン選手も2点適時二塁打を放ち、この回3得点を奪った。6回裏には、2死2塁から古賀悠斗選手が適時打を放ち、4点目を挙げる。
先発の隅田知一郎投手は初回、二塁打を皮切りに2死3塁とされるが、ソト選手を三振に仕留め無失点で立ち上がる。5回表には2死満塁のピンチを招いたが、内野ゴロでここも無失点にしのぐ。以降は2イニング連続で3者凡退に抑え、7回98球3安打2四球8奪三振で降板した。
4点リードの7回裏、渡部聖選手の安打と敵失策で1死1、3塁の好機をつくると、中村剛也選手に適時二塁打が生まれる。外崎選手が四球でつなぎ1死満塁から、源田選手の2点適時二塁打、長谷川信哉選手の犠飛、古賀選手の適時二塁打でこの回5得点。さらに8回裏には、児玉亮涼選手も適時打を放ち、今季初の2桁得点をマークした。
8回表は佐藤隼輔投手が無失点、最終9回表はE.ラミレス投手が3者凡退で締め試合終了。勝利した埼玉西武は、隅田投手がリーグトップの5勝目を挙げた。打線では源田選手、渡部聖選手がそれぞれ3安打を放つなど、計14安打10得点を記録した。
一方の千葉ロッテは、先発・石川柊太投手が6回92球7安打3四球2奪三振4失点。打線は藤岡裕大選手が3安打も、計4安打無得点に終わり、3試合連続完封負けを喫した。なお、2年目・早坂響投手が8回裏にプロ初登板を果たしている。
123456789 計
ロ 000000000 0
西 00300151X 10
ロ ●石川柊太-木村優人-高野脩汰-早坂響
西 ○隅田知一郎-佐藤隼輔-E.ラミレス
文・西嶋葵
隅田知一郎がリーグトップ5勝目 球団69年ぶり同一カード3試合連続完封勝利
パ・リーグ インサイト
2025.5.11(日) 16:57
