9月24日、埼玉西武が千葉ロッテに勝利し、リーグ連覇を決めた。約3000本のビールを空にした祝勝会後に行われた選手特別インタビューでは、主力選手が松沼博久氏らの質問に回答。今年も背中でチームをけん引した中村剛也選手・栗山巧選手のベテランコンビは軽妙な受け答えを披露し、辻発彦監督は笑顔を交えながら彼らのありがたみを語った。
ーー中村選手、4番の座り心地は?
中村選手「座っていないからわかりません」
ーーシーズンは少し後ろめから……。
中村選手「かなり後ろめから入りました」
ーー今年の成績の満足度は?
中村選手「開幕は8番でしたが、最後は4番を打たせてもらいました。満足できたかどうかは何とも言えませんが、よくできたかなと思います」
ーー満塁でよく打ちました。
中村選手「よく打ったというより、よく(満塁の場面で)回ってきすぎです。また満塁かよと。(ヒットが)出そうだなというふうになったことは良かったです」
ーー打点も稼ぎました。
中村選手「本当はもう少しいけたらなと……(そのもう少しは、ポストシーズンで)そういうことにしておきましょう」
また、今季のチームの9度のサヨナラに、打者や走者などでほとんど絡んでいる中村選手。それについて水を向けられると、「でしょ(ドヤ顔)」と満面の笑みを見せてくれた。
ーー栗山選手も全力で戦いました。
栗山選手「“クリ行ってくれ”と言われたときには準備ができているように、それだけは肝に銘じてやっていました」
ーー若手が背中を見ています。
栗山選手「サンペイ(中村選手)と僕は、逆に若いメンバーに引っ張ってもらったというか。いろんなことを教わりました」
ーー球団の通算最多安打も更新しました。
栗山選手「積み重ねですから。求められるところで何とか1本と思っていました」
辻監督も「中村には助けられました。(中村選手の打席の前で)満塁になるとベンチも打ってくれると(いう雰囲気になります)。チャンスで状況に応じたバッティングをしてくれます」と称賛したが、「褒め過ぎですか?」とニヤリ。しかし「栗山もそうですが、準備というところで本当に頭が下がりますし、サンペイもどんなときも動じないところがすごいなと思います」と締めた。
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