清宮幸太郎が勝ち越し打。中田翔の2打席連続適時打などで北海道日本ハムが勝利

パ・リーグ インサイト

2019.9.15(日) 16:53

北海道日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月15日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと福岡ソフトバンクの第22回戦は、7対5で北海道日本ハムが勝利。先発が崩れたものの、リリーフ陣が粘りの投球でつなぎ、終盤の逆転劇を演出した。

 鷹の強力打線が杉浦稔大投手に襲い掛かる。2回表、柳田悠岐選手の二塁打でチャンスを作ると、続く松田宣浩選手に通算300二塁打となる適時二塁打が生まれ先制。「300二塁打の記録に関しては試合に出場し続けた結果なので、これからも試合に出場して勝ちに貢献していきたいです」と語った。さらに内川聖一選手の犠飛で福岡ソフトバンクがこの回2点を先制した。

 続く3回表の攻撃ではデスパイネ選手に34号2ランが生まれ、4対0とリードを広げる。援護を受けた先発の和田毅投手は、4回まで無失点投球を続けていたが、中盤に崩れた。

 北海道日本ハムは5回裏、清水優心選手の4号ソロで1点を返すと、6回裏に西川遥輝選手、大田泰示選手の連打で2点差に詰め寄り、和田投手をノックアウト。続く近藤健介選手は、2番手・嘉弥真新也投手の前に左飛に倒れたが、4番・中田翔選手が、3番手の高橋純平投手から適時打を放ち、3点目。福岡ソフトバンクの小刻みな継投を捉え、3対4と1点差に詰め寄った。

 北海道日本ハムは7回表を石川直也投手、8回表を堀瑞輝投手が無失点でつなぐと、8回裏に打線が奮起。西川選手、大田選手の連打でチャンスを作り、中田選手の2打席連続タイムリーで同点に。

 続く渡邉諒選手が四球を選び、1死満塁とチャンスを広げると清宮幸太郎選手が勝ち越しの2点タイムリー。福岡ソフトバンク5番手の甲斐野央投手をノックアウトすると、代わったスアレス投手から清水選手がタイムリーを放ち、この回4点を挙げ、7対4と逆転に成功した。

 3点リードの9回表は、守護神・秋吉亮投手が代打・明石健志選手に4号ソロを浴びると、2つの四球と安打で2死満塁のピンチを招く。一打逆転の緊迫した場面だったが、最後は松田宣選手を凡打に打ち取り、7対5で試合終了。

 勝利した北海道日本ハムは、先発の杉浦投手が3回4失点も、2番手・村田透投手が3イニングを無失点でつなぐ好リリーフ。打線も中盤以降につながりを見せ、カード戦績を1勝1敗とした。

 敗れた福岡ソフトバンクは、先発した和田投手が5.0回5安打3失点。「大事な試合な試合が続いている中で、序盤はランナーを出しながらでしたが、しっかりと粘ることができました。6回はベンチ、ブルペンをバタバタさせてしまい申し訳ない」とコメントした。

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