レアードの逆転アーチで決着! 千葉ロッテが埼玉西武に打ち勝って3連勝

パ・リーグ インサイト

2019.7.15(月) 17:36

千葉ロッテマリーンズ・レアード選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・レアード選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月15日、メットライフドームで行われた埼玉西武対千葉ロッテのカード初戦は、6対5で千葉ロッテが勝利。オールスターを挟んで3連勝を飾った。

 埼玉西武・今井達也投手と、千葉ロッテ・岩下大輝投手の両先発がともに立ち上がりから崩れ、試合は序盤から動いた。1回表、まずは千葉ロッテが清田育宏選手の適時打で先制するが、その裏、埼玉西武が反撃。森友哉選手の遊ゴロの間に同点とすると、続く中村剛也選手と栗山巧選手が連続適時打。4対1と、即座に逆転に成功した。

 しかし、今井投手が3点リードを守れない。2回表、千葉ロッテは田村龍弘選手と藤岡裕大選手の連打でチャンスを作ると、荻野貴司選手が犠飛を放つ。さらに今井投手の暴投で2人の走者が生還し、すぐさま同点に追い付いた。

 両チームが2回までに4得点を挙げる激しい展開。ただ3回以降は、それまでの乱打戦とは裏腹に静かに進行した。再び試合が動いたのは中盤。6回裏、金子侑司選手のタイムリーで埼玉西武が勝ち越しに成功するが、直後の7回表1死1塁で、レアード選手がマーティン投手から逆転2ラン。主砲の25号で、千葉ロッテが6対5と1点リードを奪い返した。

 このまま逃げ切りたい千葉ロッテは、8回裏のマウンドに石川歩投手を送る。2死1,2塁のピンチを招くも、秋山翔吾選手から空振り三振を奪い、リードを守った。そして9回裏は、守護神・益田直也投手が辛くも1点リードを守り切り、6対5で試合終了。

 先制した千葉ロッテが、埼玉西武打線の猛反撃に遭いながらも粘り、レアード選手の一発で逆転勝ちした。敗れた埼玉西武は、打線が千葉ロッテを上回る13安打を放ちながらも、リードした直後に痛い失点を喫する展開が続いた。6回4失点という結果だった先発の今井投手は、「使っていただいている監督とコーチ、そして援護をしていただいた野手の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と悔しさをあらわにした。

文・鈴木海斗

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