7月5日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと埼玉西武のカード初戦は、4対2で千葉ロッテが逆転勝利した。
千葉ロッテ・二木康太投手、埼玉西武・今井達也投手の両先発は、手に汗握る投手戦を繰り広げた。
二木投手は5回まで1安打と埼玉西武打線に付け入る隙を与えず、今井投手は5回裏に2死2,3塁のピンチを背負いながらも、スライダーで荻野貴司選手を空三振に仕留め、千葉ロッテの先制を許さない。両軍無得点のまま、スピーディーに5回が終了した。
6回表、埼玉西武は二木投手のエラーも絡み、犠飛で先制点を得たものの、直後の6回裏、今井投手の押し出しで1対1の同点となってしまう。しかし8回表、先頭の栗山巧選手が二木投手の初球、121キロのスライダーを捉えて、ライトポール際に持っていった。
「うれしいですね! 手ごたえは、ほぼ完璧でした! 今井がずっと頑張って投げてくれているし、その中で打ててよかったです!」と笑顔を見せたベテランの4号ソロにより、埼玉西武が2対1と再びリードを握る。
ところがその裏、今井投手が連打を浴びて降板すると、その後を受けた埼玉西武の救援陣を、千葉ロッテ打線が捉えた。まず平井克典投手の暴投で同点に追い付き、さらに1死満塁から井上晴哉選手がセンターへ勝ち越しのタイムリー。4対2と、劇的に試合をひっくり返す。
この試合初めてリードを握った9回表は、益田直也投手が締めて試合終了。
埼玉西武とのカード初戦は、4対2で千葉ロッテが勝利した。先発の二木投手は8回101球、4安打2失点の力投で、今井投手に投げ勝った。敗れた埼玉西武は8回途中120球、6安打3失点と粘った今井投手をなかなか援護できず。4安打に抑え込まれたうえに、8回の継投の失敗が直接の敗因となった。
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