千葉ロッテ4イニング連続得点で逆転勝利! 石川歩は6回4失点で今季初白星

パ・リーグ インサイト

2019.5.12(日) 17:00

千葉ロッテマリーンズ・石川歩投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・石川歩投手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月12日、「タカガール♡デー」が催され、約3万人の女性ファンが球場をピンクに染めたヤフオクドーム。そこで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第9回戦は、5対4で千葉ロッテが逆転勝利。打線が4点ビハインドをひっくり返し、先発の石川歩投手が今季初白星を手にした。

 試合は福岡ソフトバンクの主砲の一発で幕開けた。2回裏、先頭のデスパイネ選手が千葉ロッテ先発・石川歩投手の投じた3球目を振り抜く。打たれた石川投手が思わず天を仰ぐ会心の一撃は、ライトスタンドに飛び込む第8号の先制ソロ。

 さらに3回裏には、絶好調の今宮健太選手に「インコースの厳しいボールでしたが、良い反応ができました」と振り返る第8号3ランが飛び出し、4対0とリードを握った。

 千葉ロッテも、福岡ソフトバンク先発・ミランダ投手相手に反撃に出る。4回表、先頭の井上晴哉選手が2球目を高々と打ち上げ、ライトホームランテラス席への第4号ソロ。5回表には、2死から荻野貴司選手がフェンス直撃の二塁打を放つと、続く鈴木大地選手の右安で本塁に生還し、2対4と点差を詰めた。

 その後、追う千葉ロッテが鷹を射程圏に捉える。6回表から登板した福岡ソフトバンク・ドラフト6位ルーキーの泉圭輔投手から2四球を選ぶと、交代した加治屋蓮投手から、代打・清田育宏選手の四球などで2死満塁の好機を迎える。ここで今日一軍に昇格し、第1打席で初安打を放ったルーキー・松田進選手が冷静に見極め、押し出し四球。1点差に迫った。

 さらに7回表、無死2,3塁のチャンスを作ると、福岡ソフトバンク・ドラフト1位ルーキーの甲斐野央投手から、井上選手が同点適時打。1死2,3塁から中村奨吾選手にも適時打が飛び出し、ついに千葉ロッテが5対4と逆転に成功する。

 リードを奪った千葉ロッテは、7回から1イニングずつ酒居知史投手、唐川侑己投手、益田直也投手とつなぎ、逃げ切りに成功。序盤に4点のリードを許しながら、試合中盤に小刻みに加点して追い上げると、中継ぎ陣が粘り強さを見せて5対4で逆転勝利を収めた。

 勝利した千葉ロッテは打線が10安打と力を発揮。3回までのビハインドをひっくり返し、中継ぎ陣が1点リードを守り切った。先発の石川投手は、6回4失点で今季初勝利を挙げた。敗れた福岡ソフトバンクは良い形で先制したものの、投手陣が計9四球と制球に苦しんだ。

文・須之内海

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