17試合の登板にとどまり500万円減に「球団の期待に感謝しないと」
福岡ソフトバンクの東浜巨が21日、契約を更改。500万円減の推定年俸8500万円でサインした。
今季の東浜は、右肩関節機能不全のために5月26日に登録抹消。8月7日に1軍復帰を果たすまで2か月半リハビリ期間を過ごした。最終的に17試合の登板にとどまり、今季は7勝5敗、防御率3.32の成績に終わった。日本シリーズでは第4戦に登板して5回1失点の好投で勝ち投手となったものの「悔しさの方が大きいシーズンでした」と振り返った。
それでも500万円減という評価に対して「もっと下がると思っていました。球団の期待に感謝しないといけないと思います」と語った。
現在は栄養士をつけて食事を管理してもらいながらトレーニングに励んでいる。「野菜を摂ることが多くなりましたし、体調も良くなって身体の反応も早い。やっぱり食事って大事だなと思います」としたうえで「今のうちにという気持ちもある。3年後、4年後、一気に身体が動かなくなる前に」と、未来の自分への投資であることも強調した。
来季に向けては「リーグ優勝して3年連続日本一になること。そのために、シーズンを通してやらないといけないと思いますし、チームの勝利に1つでも貢献したいです」と語った。具体的な数字を口にすることはなかったが「怪我せずに投げていければ数字は残ると思いますし、2桁勝利は最低限やらなきゃいけないことだと思っているので」とした。
また、球団がFAの西勇輝投手へオファーしたことについて「球団が獲りに行ったこと自体が自分として情けない。それをバネにしていきたい」と来季はフル回転を誓った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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