9月15日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテの第23回戦は、5対4で東北楽天がサヨナラ勝利を収めた。

　東北楽天の先発・ハワード投手は初回に1点の先制を許すと、4回表にも2本の適時打を浴び、この回計3失点で降板。続く2死1、3塁のピンチは則本昂大投手が抑えた。直後の4回裏、打線は1死満塁のチャンスを迎えると、鈴木大地選手の適時打と押し出し死球で2点を返す。

　5回表は回またぎの則本投手、6回表は鈴木翔天投手が3者凡退。すると6回裏、2死2、3塁から石原彪選手の2点適時打で試合を振り出しに戻す。以降はなかなか好機を生かせず勝ち越せなかったが、リリーフ陣は完全投球でつなぎ、試合は延長戦へ突入した。

　10回表からは7番手・津留崎大成投手が2イニングを無安打無四死球と完璧な投球を披露。12回表は江原雅裕投手が1死1、2塁とピンチを招くも、藤岡裕大選手を遊併殺に仕留める。迎えた12回裏、先頭の小郷裕哉選手は外角のボールを捉え、球団通算2000号のメモリアル弾となるサヨナラ本塁打で試合を決めた。

　勝利した東北楽天は、先発・ハワード投手が3.2回66球7安打1死球3奪三振4失点（自責点3）も、リリーフ陣7投手が無失点でつないだ。ルーキー・江原投手がプロ初勝利。打線は、武藤敦貴選手が2安打1打点、浅村栄斗選手が2安打をマークした。

　一方敗れた千葉ロッテは、先発・河村説人投手が5.1回100球4安打5四死球1奪三振3失点（自責点1）の内容。打線はソト選手が2安打1打点をマークするも、5回以降は相手リリーフ陣を前にわずか1安打と苦戦を強いられた。

　 １２３４５６７８９101112　 計
ロ １００３００００００００ 　４
楽 ０００２０２０００００１Ｘ ５

ロ 河村説人-中村稔弥-澤田圭佑-高野脩汰-小野郁-横山陸人-澤村拓一-●廣畑敦也
楽 ハワード-則本昂大-鈴木翔天-西垣雅矢-西口直人-藤平尚真-津留崎大成-○江原雅裕

文・横山蒼

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