第4打席では背中に死球「イラっとした」けど「相手が若い子だったから…」
■福岡ソフトバンク 4-2 千葉ロッテ(2日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクの柳田悠岐が2日、本拠地ヤフオクドームでの千葉ロッテ戦で自身初となる100打点に到達した。2点リードの6回にキャリアハイとなる35号ソロを放ち、2015年と2017年に記録した99打点をついに更新した。
一塁ベースを回る前から、フェイスガード越しに笑顔が覗いており、試合後に「めっちゃ嬉しかったです。『よっしゃー!』って言いました」と語った柳田。「いろいろと試行錯誤してきた中で、やっと出た」と、9月12日以来の一発にホッとした表情を浮かべた。試行錯誤の内容については「企業秘密です」と笑ったが、「インサイド攻めをどうやって打とうかと考えすぎていたので、考えないようにした。いい反応ができました」と語った。
残り試合は6試合だが、打率は3割5分を超えており3割キープは間違いない。初めての「3割30本塁打100打点」に「去年の目標だった。それができなくてめっちゃ悔しかった」。9月16日の敵地での埼玉西武戦前に、側頭部に打球を受けて一時離脱。その際には「また100打点を目の前にして……」と心配されたが「幸いすぐに戻れたので良かったです。頭の痛みはだいぶ取れました」という。
これで通算打点は500に到達し、通算150本塁打まで残り1本に迫り「今シーズン打ちます」と堂々の36号宣言した。8回裏の第4打席では背中に死球を受け「めっちゃ痛くてイラっとした」と言うが、「相手(種市)が若い子だったから『全然大丈夫』と言いました」と“大人の対応”で一塁へと向かっていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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