パ投手リレーで0封快勝。藤平尚真が満塁のピンチを三振で抑える【2026WBC】

パ・リーグ インサイト

藤平尚真投手 写真:スポーツ報知/アフロ
藤平尚真投手 写真:スポーツ報知/アフロ

 3月6日に行われた「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」東京プールのチャイニーズ・タイペイ戦は13対0で日本が快勝。先発を務めた元オリックスの山本由伸投手を含め、後を引き継いだ藤平尚真投手、宮城大弥投手、北山亘基投手、曽谷龍平投手の5名全員がパ・リーグ球団所属経験者という、パの投手層の厚さを感じさせる一戦となった。

 昨季のMLB開幕戦以来となる東京ドームのマウンドに立った山本投手は、2回2/3を投じ、被安打0も与四球は3と、制球に課題が残る結果に。ピッチクロック違反も取られ、降板後は大谷翔平選手と話し込む姿も見られた。
「早いイニングでたくさん点をとってくれたのが心強かったです。2回、3回と球数多くなってしまいましたが、ゲームメイクできて良かったです」と打線の大量援護に感謝した。

「あの場面、僕が打たれた場合、由伸に点が入って5点差になってしまうと思ったので、なんとしても抑えたいと思いました」

 そう話すのは、同級生である山本投手のあとを受けて、二死満塁で登板した藤平投手だ。3番の林安可選手(埼玉西武新加入)を三振に切ってとると拳を握りしめて吠えた。

「今日はどれだけ点差が開いていても、自分の登板があると言われていました。本当に緊張しましたが、ゼロで帰ってこれてよかったです」

 今後も厳しい場面での起用が予想されるが、「本当にどこで行くかわからないですが、どの場面でも言われたところでしっかり行く準備をしてマウンドに上がりたい」と話し、「僕と松本裕樹さんと大勢の3人しか(本職の)中継ぎがいないなか、そこの専門職ということで僕たちのほうが慣れていると思うので、自信を持っていきたいです」と胸を張った。

 4回からマウンドに上がり、2回を投げた宮城投手は第二先発としての適性を見せた。「デッドボール、フォアボールとリズムを悪くしてしまいましたが、立て直してゼロに抑えられてよかったです」と制球面の反省も口にするが、積極的に振ってくる相手に対して、緩急のあるピッチングは極めて有効であることをあらためて証明し、何よりも山本投手とのオリックスの“新旧エース共演”は球場のファンを大いに沸かせていた。

 初の代表入りにして大事な初戦のマウンドを任された北山投手は、先頭打者にこの日初となる安打を許したものの、外角に集める丁寧なピッチングが光った。自身が考案した“お茶点てポーズ”が早くも話題だが、ピッチングでも侍デビューにふさわしい印象に残る内容となった。

 コールド勝ちがかかる7回には、左の剛腕・曽谷投手が登板。150km/hを超えるストレートと、“ジェッスラ”こと曲がりが大きいスライダーを駆使して、下位打線から始まる3人をぴしゃりと抑え、隙の無さを感じさせるピッチングだった。

 大舞台でも堂々としたピッチングを披露した5投手。初戦で出番がなかった、伊藤大海投手、隅田知一郎投手、種市篤暉投手、松本裕樹投手も、投手陣の活躍に刺激を受けて一層奮起しているはずだ。次戦からもパの最強投手陣が世界の強打者相手に三振の山を築きあげていく様に期待したい。

記事提供:パ・リーグ インサイト

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