7月12日に「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2018」が開催され、北海道日本ハムの清宮幸太郎選手と福岡ソフトバンクの周東佑京選手が優秀選手に輝いた。若手の登竜門としての印象が強いフレッシュオールスターだが、MVPはもちろんのこと優秀選手の受賞者からも、リーグを代表する選手が少なからず生まれている。
過去6年間の優秀選手は以下の通り。(所属は当時)
2012年
MVP:中谷将大選手(阪神)
武田翔太投手(福岡ソフトバンク)
川端崇義氏(オリックス)
中村勝投手(北海道日本ハム)
榎本葵氏(東北楽天)
2013年
MVP:加藤翔平選手(千葉ロッテ)
石川慎吾選手(北海道日本ハム)
上沢直之投手(北海道日本ハム)
東浜巨投手(福岡ソフトバンク)
木村優太氏(千葉ロッテ)
2014年
MVP:井上晴哉選手(千葉ロッテ)
山川穂高選手(埼玉西武)
奥浪鏡氏(オリックス)
2015年
台風の影響により中止
2016年
MVP:岡本和真選手(巨人)
オコエ瑠偉選手(東北楽天)
板山祐太郎選手(阪神)
2017年
MVP:曽根海成選手(福岡ソフトバンク)
藤平尚真投手(東北楽天)
古谷優人投手(福岡ソフトバンク)
ここまで、侍ジャパンに選ばれた武田投手や昨季最多勝を受賞した東浜投手のほか、ついに一軍オールスターへの出場も果たす上沢投手や山川選手らが名を連ねてきた優秀選手賞。現在はそれぞれの壁に直面しているとはいえ、一軍で大器の片鱗を見せ付けたオコエ選手や藤平選手といった面々も受賞経験があり、若手の登竜門として縁起の良さを感じさせる。
高校時代から怪物として注目され、ファーム本塁打ランキングのトップに立っている清宮選手と、育成選手ながら「球界最速」と噂される俊足を備える周東選手。真逆のタイプの2人のルーキーは、今回の受賞をきっかけにさらなる躍進を果たすことができるか。北の大地と九州でそれぞれ飛躍を誓う、両雄の今後に注目だ。
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