(ファイターズガール2023年メンバー 上段左から)
上山真奈、田中心優、塩澤美咲、日戸琴音、田原悠希、工藤彩音、鈴木穂乃花
(中段左から)
上村優菜、高野実、滝谷美夢、辻菜穂子、山口伶奈、西崎光、大西真帆、橋本莉々花
(下段左から)
竹市琴美、田中杏奈、讃岐花笑、吉田桃子、清水麻矢、大野未侑、志堅原花音
ファイターズガール2023年メンバー決定!
昨年末の「NHK紅白歌合戦」をはじめ、多数のメディア出演、単独イベント開催など、シーズンオフにもその勢いはとどまることを知らない北海道日本ハムファイターズ公式チアチーム「ファイターズガール」。大きな注目が集まるなか、先日ついにファイターズガール2023年メンバーが発表された。
新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」でファイターズの新時代を盛り上げていくのは、北海道移転後最多となる318通の応募のなかから選ばれた新メンバー7名と継続メンバー15名の計22名。キャプテンには在籍5年目の辻菜穂子さん、サブキャプテンには同じく在籍5年目の山口伶奈さんが就任した。躍進を続けるファイターズガールのキャプテン・サブキャプテンのバトンを受け取ったお二人の現在の心境とは……2023年シーズンへの意気込み、新メンバーの印象などをお聞きした。
「新球場で最高の観戦体験をしていただけるよう、より一層のパフォーマンスを」辻菜穂子
5年前にファイターズガールになった時から「常に全力で取り組むこと」を意識してきたという、新キャプテンの辻菜穂子さん。そんな辻さんの2023年シーズンへの思いとは?
「昨シーズンは、大きなきっかけをいただき、それまでとは違う取り上げ方をしていただきました。大変ありがたく、貴重な経験もたくさんさせていただきました。ファンの皆さまをはじめ、たくさんの方に興味をもっていただいたおかげです。いただいたきっかけを無駄にせず、ファイターズや野球に興味をもっていただけるように、できることは何でも取り組んでいきたいです。
今季「ES CON FIELD HOKKAIDO」で初めて戦うシーズンの開幕を心待ちにしている方もたくさんいらっしゃると思います。もちろん私もその一人です。ファイターズファンだけでなく、全国の野球ファンに訪れてほしいですし、そこで最高の観戦体験をしていただけるよう、私たちもより一層気合を入れてパフォーマンスさせていただきます。訪れてくれたすべての方に満足していただけるように、誠心誠意取り組んでまいります」
新キャプテン就任からまだ数ヵ月。辻さんの言葉からはすでに、チームを牽引していく強い意思と、球団の一員としてファンを迎える立場であるという責任感を感じることができた。またファイターズガールは地域交流イベントへの出演や、道内の保育園・幼稚園訪問などにも力を入れていて、広い北海道のなかで“チームとファンを繋ぐ存在でありたい”という思いを強く持ち続けていることがうかがえる。
「全てのファンの皆さまが球場に足を運べるわけではないと思います。なかなか球場に行けない方のもとへは私たちが伺い、ファイターズを身近に感じていただき、応援していただけるような活動にも力を入れていきたいです。北海道全体がファイターズ一色になるようなシーズンを目指します」そう意気込みを語ってくれた。
オーディションで選ばれた新メンバー7名の印象についてうかがうと、
「初めて顔を合わせたときはみんな緊張の面持ちで、私もファイターズガールとして初めて先輩に会ったとき、とても緊張したことを思い出しました。話してみるとみんなかわいらしく、まっすぐな瞳がとてもキラキラしているなと感じました。これから少しずつ隠している素顔がみえてくるかもしれませんね(笑)」と先輩らしい一面を覗かせる。
「それに、ダンス経験が豊富なメンバーが多いこともとても楽しみです! 先輩に気を使うことなく、のびのびと実力を発揮してほしいなと思います。私も気を引き締めて精進していきます」と、期待を寄せた。
「皆さんの期待に応えられるよう、気合いを入れて頑張ります!」山口伶奈
ルーキーだった頃は右も左もわからず、何もできないことへの悔しさでいつも涙を流していたという新サブキャプテンの山口伶奈さん。5年目となった今、チームを牽引する立場となった。
「今シーズンはいよいよ、待ちに待った「ES CON FIELD HOKKAIDO」での開幕です。さまざまなことが新しくなるシーズンに、サブキャプテンとしてチームを引っ張っていく役目となりましたが『初心忘るべからず』この言葉を胸に1年間責務を全うします」と誓う。
「昨年は、ありがたいことに多くの方にファイターズガールを知っていただいた1年になりました。
その分、今年のファイターズガールに対する期待が高まっていることを、SNSなどを通してとても感じています。皆さんの期待に応えられるよう、開幕まで残り2カ月、気合いを入れて頑張っていきたいと思います!」
“きつねダンス”をきっかけにファイターズガールにも大きな注目が集まり、メンバーでさえも驚くような展開となる活躍を見せた昨季。それだけに、今季に寄せられる高い期待値は嬉しくもあり、プレッシャーにもなっているに違いない。
「壁にぶち当たることもたくさんあると思いますが、4年間培ってきた経験を生かし、諦めず全力で挑戦する1年にしていきたいと思います」
そう力強い言葉を並べる山口さんにいつも泣いてばかりだったルーキーの頃の面影はなく、今では頼れるサブキャプテンへと成長を遂げた。
新しく迎えたメンバー7名の印象については「全員雰囲気がやわらかく穏やかな印象でした。しかし、初レッスンで先輩メンバーに『ここが解らないので教えてください!』などと積極的に聞く真っ直ぐな姿勢に『自分も気を引き締めて頑張ろう!』と気持ちを奮い立たせてくれ、今では刺激し合える存在です。共にES CON FIELD HOKKAIDOの舞台は1年目なので、大変なこともたくさんあると思いますが、一緒に乗り越えていこうと思います!」
今季のファイターズガールは新しい球場、新しいメンバーでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。ファイターズガールの更なる飛躍を願い、今後も注目していきたい。
文・池田紗里
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