9月13日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天とオリックスの第22回戦は、3対3の引き分けに終わった。
東北楽天の先発は早川隆久投手。初回を3者凡退に切ってとるが、吉田正尚選手に2回表に17号ソロ、4回表に2打席連続の18号2ランを浴びるなど、序盤に3点を失う不安定な立ち上がりを見せる。しかしその後は修正を見せ、5回表を無失点で切り抜け、5回3安打3失点の内容で降板。
一方の打線は、オリックス先発・田嶋大樹投手の前になかなか好機が生まれず、6回裏まで辰己涼介選手の2安打のみと沈黙していた。リリーフ陣は6回表を安樂智大投手が無失点でつなぐと、7回表はブセニッツ投手がピシャリと抑える好救援を見せる。
試合が動いたのは7回裏。投手陣の粘投に奮起した打線は、先頭の山崎剛選手が安打で出塁すると、茂木栄五郎選手も安打で続き無死1、3塁とチャンスをつくる。ここで打席に立った浅村栄斗選手が26号3ランを放ち、試合を振り出しに戻した。
8回表を西口直人投手が無失点でつなぎ、9回表を守護神・松井裕樹投手が完璧なリリーフで封じると、両軍3対3のまま試合は延長戦に突入。10回表を宋家豪選手、11回表を宮森智志投手がノーヒットに封じると、12回表は酒居知史投手が締め試合は最後の攻撃へ。2死から浅村選手の安打を皮切りに一打サヨナラの場面をつくるも、あと一本が生まれず同点で試合終了。
東北楽天は先発の早川投手が5回3安打2奪三振3失点の粘投を見せ、以降は7投手のリレーでオリックス打線を封じた。打線では、浅村選手が3安打3打点の活躍を見せたほか、辰己選手が猛打賞を記録した。
一方のオリックスは、先発・田嶋投手が6.1回6安打2奪三振3失点の好投。また、平野佳寿投手がNPB通算150ホールドを達成した。打線では、吉田選手が2本塁打を含む4出塁とひとり気を吐いた。
123456789101112計
オ 010200000000 3
楽 000000300000 3
オ 田嶋大樹-阿部翔太-ワゲスパック-宇田川優希-山崎颯一郎-平野佳寿-小木田敦也-吉田凌
楽 早川隆久-安樂智大-ブセニッツ-西口直人-松井裕樹-宋家豪-宮森智志-酒居知史
文・村井幸太郎
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