9月7日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東北楽天の第20回戦は、4対3で東北楽天が勝利した。
東北楽天は初回、先頭の山崎剛選手が安打で出塁。盗塁などで進塁し1死3塁とすると、浅村栄斗選手の適時打で先制に成功する。5回表には、四球と犠打などで2死2塁とし、浅村選手の打球を相手一塁手が後逸。この間に2塁走者が一気に生還し、1点を追加する。
先発の辛島航投手は、走者を出しながらも粘りの投球を披露。初回を安打を許しながらも無失点で切り抜けると、2回以降も要所を締め、5回まで無失点に抑える。6回裏に、1死からデスパイネ選手に9号ソロを浴び1点を失うと、続く打者に安打を許したところで降板。5.1回82球7安打1四球4奪三振1失点の内容で、救援陣に後を託した。
打線は中盤以降も得点を重ねた。6回表に2死2塁から、太田光選手の適時打で1点を追加する。8回表には、辰己涼介選手、茂木栄五郎選手の連打で1死2、3塁とし、渡邊佳明選手の内野ゴロの間に3塁走者が生還。4対1とリードを3点に広げた。
後を託された救援陣は、6回裏途中から宮森智志投手が登板。無失点に抑えると、7回裏を宋家豪投手、8回裏を西口直人投手が無失点でつなぐ。最終9回裏は、守護神・松井裕樹投手が登板、2点を失うもリードを守り切り、試合を締めた。
勝利した東北楽天は、投手陣が粘投。先発の辛島投手が5.1回1失点と先発の役割を果たすと、救援陣も走者を出しながらもリードを守り切った。打線も要所でつながり、4得点。茂木選手、太田選手がマルチ安打の活躍。浅村選手は史上9人目となる1000試合連続出場を果たした。
敗れた福岡ソフトバンクは、投手陣が粘りきれず。打線も毎回のように走者を出すも、9回裏に中村晃選手の5号2ランで1点差に詰め寄るのが精いっぱいだった。投げては、3番手に登板した甲斐野央投手が、1イニングを3者凡退に抑える投球を披露。打っては、今宮健太選手が2安打、中村晃選手が1本塁打2打点の活躍だった。
123456789 計
楽 100011010 4
ソ 000001002 3
楽 ○辛島航-宮森智志-宋家豪-西口直人-S松井裕樹
ソ ●石川柊太-森唯斗-甲斐野央
文・谷島弘紀
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