8月9日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天の第15回戦は、5対1でオリックスが勝利した。
オリックスは初回、先頭の福田周平選手が出塁すると、1死3塁のチャンスから中川圭太選手が犠飛を放ち、幸先良く先制点を挙げる。3回裏にも伏見寅威選手の二塁打などで1死3塁とすると、5月25日以来のスタメン出場を果たした西野真弘選手の適時二塁打、さらに吉田正尚選手の安打に失策も絡み、リードを3対0に広げる。
一方、先発は東北楽天に対して今季3勝0敗、防御率1.41と好成績を残している田嶋大樹投手。初回、2回表と連続で3者凡退に切って取る素晴らしい立ち上がりを見せると、3回表には2死1、3塁のピンチで後続を内野ゴロに打ち取り、相性の良さを発揮する。4回表も無失点で切り抜けると、その裏に2死1塁から西野選手が適時三塁打を放ち、4点目を追加。
早くも主導権を握ったオリックスは、田嶋投手が5回表をわずか7球で抑えると、6回表に2死2塁から浅村栄斗選手に適時二塁打を浴び1点を許すも、7回表も無失点でまとめ、マウンドを後に託す。打線は7回裏、1死から吉田正選手が二塁打を放つと、2死3塁の好機から宗佑磨選手が適時打を放ち、貴重な追加点を挙げる。
4点リードの8回表からは、2番手・ワゲスパック投手が登板。走者を出しながらも難なく無失点でつなぐと、9回表には7月21日以来の復帰登板となる守護神・平野佳寿投手が登板。4球で2死とすると、後続もきっちり抑え試合終了。
勝利したオリックスは、先発の田嶋投手が7回5安打6奪三振1失点の好投で今季8勝目をマーク。打線では、2番に起用された西野選手が2安打2打点と存在感を見せ、中嶋聡監督の起用に応えた。また、吉田正選手が3安打、福田選手が2安打の活躍を見せた。なお、2020年ドラフト2位で入団した元謙太選手が9回表から守備に就き、プロ初出場を果たしている。
一方敗れた東北楽天は、先発の則本昂大投手が5回4失点(自責点2)と試合をつくれず。打線は小深田大翔選手が11試合連続安打を記録するなど計7安打も、1得点のみとつながりを欠いた。
123456789 計
楽 000001000 1
オ 10210010X 5
楽 ●則本昂大-石橋良太-津留崎大成-鈴木翔天-宮森智志
オ ○田嶋大樹-ワゲスパック-平野佳寿
文・村井幸太郎
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