5月29日から「日本生命セ・パ交流戦2018」がスタートする。2005年から始まった交流戦も今年で14年目。パ・リーグは2009年以外全て勝ち越し、通算でも981勝872敗55分とセ・リーグを圧倒。埼玉西武と楽天以外は優勝・最高勝率にも輝いている。
例年パが優勢な交流戦。パ6球団の得意球団と苦手球団はどこの球団なのか見ていきたい。
●北海道日本ハム
交流戦通算:168勝140敗12分
【得意】
横浜DeNA
通算:33勝19敗1分
昨季:2勝1敗
・交流戦が始まった2005年から3年連続で負け越し。かつては苦手な相手だったが、2008年以降は対戦成績5割、もしくは勝ち越している。横浜DeNAはここ2年連続でAクラス入りを果たし、チーム力をつけているが、昨年も北海道日本ハムが2勝1敗だった。
【苦手】
巨人
通算:23勝28敗2分
昨季:2勝1敗
・北海道日本ハムの交流戦の通算対戦成績で、唯一黒星が先行しているのは巨人だ。今年は交流戦最初のカードが敵地・東京ドームでの巨人戦となる。
●楽天
交流戦通算:148勝166敗4分
【得意】
横浜DeNA
通算:29勝22敗2分
昨季:1勝2敗
・交流戦がスタートした2005年に1年目を迎えた楽天は、この年横浜DeNA(当時横浜)に0勝6敗だった。ただ2007年から3年連続で勝ち越し、対戦成績はセの球団で最も良い。
【苦手】
巨人
通算:20勝33敗
昨季:3勝0敗
・昨季は巨人が大型連敗中だったこともあり、3勝0敗と勝ち越したが、通算では20勝33敗と大きく負け越す。特に2009年と2011年は1つも白星を挙げられず、0勝4敗だった。
●埼玉西武
交流戦通算:157勝154敗7分
【得意】
東京ヤクルト
通算:33勝19敗1分
昨季:2勝0敗1分
・2006年と2016年を除いて勝ち越し、もしくは対戦成績が5割だった。昨年は2勝0敗1分。昨年6月3日の試合では、中村剛也選手、秋山翔吾選手、浅村栄斗選手に一発が飛び出て、12安打11得点で大勝している。
【苦手】
巨人
通算:21勝31敗1分
昨季:3勝0敗
・昨年は巨人が13連敗の真っ只中で、埼玉西武は3連勝を飾った。2009年から7年連続で負け越していたが、ここ2年は勝ち越しており、苦手意識も払拭されたか。
●千葉ロッテ
交流戦通算:165勝139敗14分
【得意】
巨人
通算:30勝20敗
昨季:0勝3敗
・昨年は3タテを食らったが、通算では30勝20敗。2005年が5勝1敗、2006年が6勝0敗と、最初の2年で11勝を挙げている。その後もコンスタントに勝ち越してきた。
【苦手】
阪神
通算:22勝26敗5分
昨季:1勝2敗
・2005年の日本シリーズでは4勝0敗と圧倒したが、セで唯一負け越しているのが意外にも阪神。3年連続で勝ち越したこともあったが、近年は阪神戦の勝率が悪い。
●オリックス
交流戦通算:151勝159敗8分
【得意】
横浜DeNA
通算:33勝19敗1分
昨季:1勝2敗
・交流戦通算では負け越しているオリックスだが、横浜DeNAは得意な球団のひとつだ。2009年から3年連続で対横浜DeNA(当時横浜)は黒星なし。ただ近年は横浜DeNAが力をつけてきており、2年連続で負け越している。
【苦手】
中日
通算:20勝32敗
昨季:2勝1敗
・2008年以外、長きにわたって対戦成績5割か負け越し。2016年と昨年は勝ち越すなど、苦手意識をなくしつつある。
●福岡ソフトバンク
交流戦通算:192勝114敗12分
【得意】
横浜DeNA
通算:36勝16敗1分
昨季:2勝1敗
・昨季の日本シリーズで対戦した横浜DeNAは、対戦成績が5割だった2014年を含めると、2013年から一度も負け越しがない。昨季も2勝1敗と勝ち越した。
【苦手】
阪神
通算:27勝23敗3分
昨季:2勝1敗
・福岡ソフトバンクは3年連続で最高勝率に輝いており、セ・リーグの球団には負け越していない。通算で最も勝率の悪い球団となると阪神だが、近年は3年連続で勝ち越し中だ。
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