6月7日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと阪神の「日本生命セ・パ交流戦2022」第1回戦は、0対2で福岡ソフトバンクが敗れた。

　福岡ソフトバンクの先発・石川柊太投手は初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。2回表、2死1、2塁のピンチを空振り三振で切り抜けると、以降は毎回走者を出しながらも、要所を締める投球で先制点を与えない。

　一方の打線は2回裏、3回裏と2死1、3塁のチャンスをつくるが、あと一本が出ず無得点に終わる。5回裏には、安打で出塁した周東佑京選手がプロ通算100個目の盗塁を決めて得点圏へと進んだが、柳田悠岐選手が見逃し三振に倒れた。

　6回表、粘投を続けていた石川投手が1死1、3塁と再びピンチを招く。ここで打席に迎えた佐藤輝明選手を一ゴロに打ち取り2死2、3塁としたが、続く大山悠輔選手に2点適時打を浴び、ついに均衡が破られた。

　7回2失点で降板した石川投手に代わり、8回表には椎野新投手が登板。2奪三振を含む3者凡退で流れを呼び込むと、8回裏には無死1、2塁と好機を演出する。しかし、グラシアル選手が併殺打に打ち取られるなど、得点を挙げることはできなかった。

　9回裏は岩崎優投手の前に走者を出したが無得点に抑えられ、0対2のまま試合終了。福岡ソフトバンクは、先発した石川投手が7回115球7安打5奪三振3四球2失点と好投。2番手の椎野投手も4月10日以来の一軍登板を2回無失点で終えたが、打線の援護がなく3連敗を喫した。

　 １２３４５６７８９ 計
神 ０００００２０００ ２
ソ ０００００００００ ０

神 ○西勇輝-岩貞祐太-アルカンタラ-S岩崎優
ソ ●石川柊太-椎野新

文・吉村穂乃香

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