6月5日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAと東北楽天の「日本生命セ・パ交流戦2022」第3回戦は、6対5で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発は則本昂大投手。初回、1死2塁から3番・宮崎敏郎選手に適時二塁打を浴び、先制点を許す。しかし直後の2回表には、2死1塁からマルモレホス選手が5月19日以来の6号2ランで、一時逆転に成功。
援護をもらった則本投手だったが、3回裏に関根大気選手に適時打を浴びると、5回裏には蝦名達夫選手の適時打で、2対3と勝ち越しを許す。則本投手は、この回をもって降板。5回92球10安打2四球3奪三振3失点の投球内容となった。
追いかける打線は直後の6回表、四球や相手の守備の乱れもあり1死2、3塁の好機を得る。則本投手の打順に代打で送られたのは、川島慶三選手。「打った瞬間にファンの皆さんやチームのみんなが一つになって喜んでくれたのが、めちゃくちゃ気持ちよかったです」と、移籍後初安打は逆転の適時二塁打となった。
6回裏は鈴木翔天投手が無失点で切り抜けたが、7回裏に西口直人投手が横浜DeNA打線につかまる。無死2塁からソト選手にセンターオーバーの適時打を浴びると、関根大気選手には勝ち越し打を許した。
続く8回裏を安樂智大投手が3者凡退で切り抜けると、後がない9回表は1死1塁から浅村栄斗選手が逆転の9号2ランを放ち、土壇場で三度目の逆転に成功。9回裏は松井裕樹投手が締め、東北楽天が点の取り合いを制した。
東北楽天は連敗を「3」でストップ。島内宏明選手に代わり4番に入った浅村選手の起用が的中した。また、代打・川島選手も要所で結果を残している。投げては、8回裏を無失点に抑えた安樂投手が今季4勝目をマークした。
123456789 計
楽 020002002 6
デ 101010200 5
楽 則本昂大-鈴木翔天-西口直人-○安樂智大-S松井裕樹
デ 石田健大-入江大生-田中健二朗-伊勢大夢-エスコバー-●山崎康晃
文・小野寺穂高
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