福岡ソフトバンクホークス・東浜巨投手が2022年5月11日に成し遂げたノーヒットノーラン。この試合から抜粋された名シーン動画が、パ・リーグ6球団の公式サービス「パ・リーグ Exciting Moments β(エキサイティング モーメンツ・ベータ)」にて5月20日(金)より発売された。
パ・リーグの試合で生まれた名シーンの動画を購入し、コレクションできる「パ・リーグ Exciting Moments β」。東浜投手のノーヒットノーラン達成記念として、パーソル パ・リーグTVのYouTubeチャンネルスタッフがエキサイティングなシーンを厳選。快挙を導いたホークス内野陣の好プレーや感動のゲームセットまで5種類の動画を各25,000円(税込)で販売中だ。
ここからは販売中のラインナップを詳しく紹介しよう。
【2回表 遊併殺打】鉄壁二遊間が演出したノーノーの「序」
最初の動画は、2回表1死1塁の場面。3者凡退の立ち上がりだった東浜投手は、2回表1死から四球で走者を背負う。打席には昨季7打数4安打と東浜投手を得意とする埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手。二遊間を破ろうかというゴロをショート・今宮健太選手が回り込んで捕ると、セカンド・三森大貴選手へすばやくトス。この流れるような6-4-3があったから快挙達成へつながったともいえそうだ。
【6回表 投ゴロ】自然に反応したジャンピングキャッチ
2本目の動画は、6回表1死から東浜投手が見せた守備。高くバウンドした打球を見事にジャンピングキャッチすると、落ち着いて一塁へ送球した。試合後に行われた記者会見で東浜投手は「僕が取れなくてもセカンドが捕っているとは思うんですけど、自然に体が反応しました」とこのプレーを振り返っていたが、好フィールディングもノーヒットノーラン達成のポイントだった。
【6回表 見逃し三振】見事な制球 甲斐拓也のミットは動かない
3本目の動画も6回表から。アウトコースいっぱいにストレートを投じ、金子侑司選手を釘付けに。甲斐拓也選手のミットもぴたりと動かず、コントロール抜群の一球だった。「拓也と取ったノーヒットノーラン」(東浜投手)との言葉通り、バッテリーの息が合ったシーンだ。
【9回表 空振り三振】快挙まで2アウト
4本目の動画は9回表、先頭の柘植世那選手から奪った空振り三振。「ここまで来たら打たれてもいいから、しっかりゾーンで特別なことはせずに自分のピッチングを最後まで貫こうという思いで上がりました」と最終回のマウンドに立った右腕は、高めのカットボールでこの日6つ目の三振を奪った。快挙まであと2アウトに迫る、独特のドキドキ感がつまったワンシーン。
【9回表 二ゴロ】打球の行方に息を呑む、そして満面の笑み
最後の動画はもちろんノーノー達成の瞬間だ。9回表2死、打席には東浜投手と同じ1990年生まれのプロ10年目・金子侑司選手。2ボール2ストライク、勝負の97球目はインコースのストレート。つまった打球は東浜投手のグラブをかすめていき、これには本人も「スルーしてしまって“うわ、やっちゃった”」。俊足の金子選手だけに内野安打の可能性も高まったが、再び鉄壁内野手が躍動した。セカンド・三森選手がスピーディーな動きで一塁へ転送し、間一髪でアウトをもぎ取ってノーヒットノーラン達成。「あのシーンはさすがにソワソワしました」という東浜投手。ゲームセットとともに両手を突き上げると、この日一番の笑顔でチームメイトと喜び合った。何度でも見たくなるドラマチックな場面だ。
史上84人目にして沖縄出身者では初めてのノーヒットノーラン。この金字塔的ピッチングを、手元に残したい! と思う野球ファンは少なくないはず。メモリアルグッズのひとつとしてエキサイティングな瞬間をコレクションしてみては?
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※紹介した商品は売り切れの場合があります。詳細はパ・リーグ Exciting Moments β 公式ページをご確認ください。
文・菊地綾子
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