リーグ優勝の熱気が冷めやらぬなか、オリックス・バファローズは公式ファンクラブ「BsCLUB」の2022年度継続・新規会員の募集を2021年11月1日(月)10時より開始する。
すでに野球ファンの間では会員限定グッズとして「宮崎牛」がもらえることが話題になっているが、来シーズンのBsCLUBはどのようにパワーアップしているのか。オリックス野球クラブ株式会社事業推進部ファンクラブグループの阿部優輝さんに聞いた。
まずは概要発表とともに注目の的となった「宮崎牛モモスライス500g」。プラチナ会員、ゴールド会員のお届けグッズのひとつで、デサントコラボリュックとどちらか好きなほうを選ぶことができる(※エクストラプレミアムメンバーBコース、プラチナ会員およびゴールド会員のCコースでは宮崎牛とリュックどちらももらえる)。
BsCLUBのグッズといえば、オフィシャルサプライヤーの〈デサント〉とコラボレーションしたバッグが定番。その一方で「バッグはうれしいけれど、おうちの中がバッグでいっぱいになってしまった」という会員の声もあったそう。
そこで「万人受けする商品で、かつ、食べたらなくなるという新しい目線のところで宮崎牛にしました」とオリックスの春季キャンプ地である宮崎市にオファー。「(市の反応は?)かなり驚かれていたんですけど、宮崎市の方々も宮崎牛にすごく愛着をもたれていて“ぜひ取り組ませていただきたい”とご協力くださいました」と斬新なコラボが実現し、球界初となる“おいしいファンクラブグッズ”の誕生となった。宮崎牛の発送は2月下旬以降を予定。「2月はまだ寒い時期ですので、すき焼きやしゃぶしゃぶがいいかもしれませんね」と阿部さんもイチオシだ。
2022年度の新サービスとして「球場お渡しグッズ」が登場。これまでは指定された試合日にグッズをプレゼントする形だったが、今回のマイナーチェンジにより会員自身が来場するタイミングで商品をゲットできるようになった。2022年度は球団が取り組むSDGs活動の一環として「オリジナルエコバッグ」がプレゼントされる。
この球場お渡しグッズのサービスはプラチナ・ゴールド・レギュラーのアプリ会員が対象。会員証がスマホアプリで表示されるため、スタッフとの接触なしで来場ポイントの付与ができ、感染症対策が心配な人にもおすすめ。阿部さんは「この2年間、安心して球場で観戦していただけるように感染対策をきっちりやってきました。ファンの方にはエコバッグをきっかけに環境問題に取り組んでもらいながら、楽しく野球を見ていただきたいです」と話す。これを機に会員証をスマホアプリに切り替えてみるのもよさそうだ。
さらに有料会員向けのサービスとして「プレミアムメルマガ」と題し、メールマガジンを充実化。これまでのメルマガはチケットやイベントなどのインフォメーションだったが「ファンがもっと選手の情報を身近に知れるものにしたい」という狙いから、2022年度より選手インタビューや写真など、熱心なバファローズファンが楽しめる“デジタル会報誌”として月1回配信される予定だ。
「ファンの方から選手に対しての質問コーナーを設けて、直接的ではないかもしれないですけど、ファンと選手がやりとりできるような場にしたいなと思っています」と、ここでしか読めない内容になりそうだ。
なお、11月1日から入会受付となるのはプラチナ会員、ゴールド会員、レギュラー会員、ジュニア会員、Bsわんにゃんクラブ。年会費10万円~のエクストラプレミアムメンバーはすでに抽選申し込みを締め切っており、こちらは阿部さんによると「過去最高の勢い」で応募があったそう。
前例のない会員限定グッズで驚かせつつ、オリックスファンに寄り添ったサービスを展開するBsCLUB。熱烈なオリックスファンも、優勝を機に興味を持った人も、入会を検討してみてはいかがだろうか。
◇オリックス・バファローズ公式サイト BsCLUB特設ページ
https://www.buffaloes.co.jp/fanclub/
取材・文 菊地綾子
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