6月28日、京セラドーム大阪で行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第13回戦は、5対2で埼玉西武が勝利。
埼玉西武は1点を追う3回表、先頭の愛斗選手が安打で出塁。犠打などで1死3塁の好機を迎えると、1番・高木渉選手の適時二塁打で同点に追い付く。さらに続く4回表には4番・中村剛也選手がインコースの球をレフトへ弾き返すと、ライナー性の打球はそのままスタンドへ。6月5日以来となる6号ソロで勝ち越しに成功した。
6回表には2番・森友哉選手の安打を皮切りに無死満塁とし、5番・呉念庭選手の適時二塁打、6番・山川穂高選手の犠飛で3点を追加。援護をもらった先発・松本航投手は初回こそ先制点を与えたものの、2回以降は粘りのピッチングで相手打線に得点を許さず。5対1で迎えた6回裏には2死から満塁とされるも無失点に抑え、6回5安打3四球1失点でマウンドを降りた。
7回からは継投策へ。8回裏にギャレット投手が1点を失ったものの、続く1死1、3塁のピンチは無失点に抑えてつなぐ。3点差となった9回裏には平良海馬投手が登板し、3者凡退で締めて試合終了。平良投手はこれで38試合連続無失点とし、2006年阪神・藤川球児投手のプロ野球記録に並んだ。
埼玉西武は先発の松本投手が「今日は調子うんぬんというより、気持ちの部分でしぶとく粘ることができたと思います」と6回1失点の好投で自身6連勝。打線も高木選手の今季初安打となる適時打で同点とすると、中村選手が決勝のソロ本塁打を放つなど7安打5得点と効率良く得点を重ねた。また、6日ぶりの出場となった森選手は2安打をマークした。
福岡ソフトバンクは先発・レイ投手が6回7安打5失点。「少しコントロールが甘くなってしまったところを、打たれてしまった。ホームランに関しては、相手に上手く打たれた。先制してもらったのに、リードを守ることができず申し訳ない」と悔しげに振り返った。打線も初回に柳田悠岐選手、栗原陵矢選手の連打で先制するも、中盤以降のチャンスを生かせなかった。
123456789 計
西 001103000 5
ソ 100000010 2
西 ○松本航-森脇亮介-ギャレット-S平良海馬
ソ ●レイ-大関友久-尾形崇斗
文・丹羽海凪
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