椎野新(しいの・あらた)/投手
#34/1995年10月10日生まれ
196cm・95kg/右投右打
新潟・村上桜ケ丘高校から国士舘大学を経て、2017年のドラフト4巡目で福岡ソフトバンクに入団した。196cmの長身から繰り出される150km/hを超える速球は威力抜群。プロ入り3年目の2020年は右肩の違和感で出遅れるなど苦しいシーズンとなったが、シーズン終盤に調子を上げ、自身初となる日本シリーズのマウンドを経験して存在感をみせた。
190cmを超える長身から「越後のダルビッシュ」と呼ばれた高校時代。最後の夏は新潟県大会決勝で敗れ甲子園出場は叶わず、プロ志望届も提出したが指名されなかった。プロ入りを夢見て進学した国士舘大学では1年秋から出場し、3年秋には12季ぶりの東都大学リーグ2部優勝に貢献する。大学4年間で最速148km/hまで成長し、福岡ソフトバンクからドラフト指名を受けて念願のプロ入りを果たした。
日本人離れした体格を生かし、プロ入り1年目から一軍のマウンドにあがる。初登板では本塁打を浴びるなどプロの洗礼を受けるが、2年目の2019年に頭角を現す。シーズン初登板で2回無失点3奪三振の好投をみせると、5月30日のオリックス戦でプロ初ホールドを挙げる。その後もロングリリーフなど継投陣の一角として36試合に登板し、5勝2敗6ホールド、防御率3.13と活躍した。
3年目となった2020年は春季キャンプで右肩の違和感で出遅れると、12試合の登板にとどまり防御率5.73と伸び悩んだ。このオフシーズンは体づくりに力を入れ、ピンチの場面で力負けしない、もう一回り大きい体を目指す。4年連続で日本一になっているホークス投手陣の層は厚い。まだ経験したことのない開幕一軍を果たし、さらなる躍進のスタートを切って勝利の方程式の一角となれるか。
【2020年一軍成績】
12試合1勝1敗1H 11回 13奪三振、防御率5.73 WHIP1.55
文・岡絃哉
椎野投手をもっとよく知るために。パ・リーグインサイトの過去の記事
・ホークス椎野が好救援で5勝目「今日はおじいちゃんが手術を…」
新潟に住む祖父の手術の日に好投し、5勝目をあげた試合を振り返る内容になっている。
・鷹・椎野、緊急事態救った 松本裕が腰痛で降板→3回完全に工藤監督絶賛「大きかった」
急遽マウンドに上がった椎野投手が3回をパーフェクトに抑える投球をした。椎野投手の活躍でこの日の接戦をものにし、工藤監督が絶賛した試合を振り返る内容となっている。
・連夜の一発攻勢で福岡ソフトバンクが連勝。和田毅は5回2失点で白星つかず
中継ぎで登板した椎野投手が好投し、プロ初勝利を挙げた試合を振り返る内容となっている。
・鷹2年目の椎野が今季初1軍昇格 2軍で防御率1.00 好調は工藤監督のおかげ?
ファームで好成績を収め、2019年初昇格を果たした際のことを振り返る内容となっている。
・福岡ソフトバンク椎野が1軍デビューで2回2失点 被弾にも「大事な1日になった」
プロ初登板の試合、その念願のデビューをインタビューの際に自身で振り返った内容となっている
☆椎野新投手の動画はこちらから!
記事提供: