6月5日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと中日の「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、一発攻勢を見せた福岡ソフトバンクが5対2で勝利した。打線は5得点すべてが本塁打での得点と自慢の長打力を見せつけた。6回から登板した椎野新投手がプロ初勝利を挙げるなど、中継ぎ陣が追撃を許さなかった。
今季初先発の福岡ソフトバンク・和田毅投手は初回を無失点に抑えるも、2回表に連打でピンチを迎え、犠飛で先制を許してしまう。しかしその裏、5番・松田宣浩選手が中日先発の大野雄大投手の変化球を引っ張りレフトテラスに飛び込む同点の12号ソロ。さらに7番・内川聖一選手が4球目の直球をレフトスタンドに叩き込み、2対1とすぐさま逆転した。
援護をもらった和田投手だったが、4回表1死からビシエド選手に初球の直球をレフトテラスに運ばれ、同点に追いつかれてしまう。5回2失点でマウンドを降り、復帰戦で白星を挙げることはできなかった。
同点で迎えた6回裏、福岡ソフトバンクはデスパイネ選手がフルカウントからの7球目の直球を捉えると、ライナー性の打球はライトスタンドへ一直線に飛び込む16号ソロに。4番の一振りで3対2と勝ち越しに成功すると、さらに8回裏、グラシアル選手がダメ押しとなる11号2ランを放ち試合を決定づけた。
勝利した福岡ソフトバンクは、5安打ながら4発で5得点と効果的に得点を重ねた。先発の和田投手は白星とはならなかったものの、復帰戦を5回2失点と粘りの投球を見せた。
文・沼田悟
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