11月3日、メットライフドーム行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第23回戦は、5対4で埼玉西武が勝利。終盤までもつれた1点差の接戦を制し、同率2位に浮上した。
埼玉西武は2点を追いかける3回裏、2死1塁の場面で4番・栗山巧選手が外角高めの速球を振り抜くと、打球はライオンズファンの待つレフトスタンドへと突き刺さった。ベテランに試合を振り出しに戻す12号2ランが飛び出すと、続く4回裏にはスパンジェンバーグ選手に14号ソロが生まれ、勝ち越しに成功した。
先発の高橋光成投手は2回表に2点を先制されるなど、毎回不安定な制球から得点圏に走者を置く苦しい投球が続く。5回表には、2つの四球からピンチを背負うと大田泰示選手に適時打を浴び、同点とされたところで降板。後を受けた宮川哲投手も押し出し四球で勝ち越しを許し、リードを守り切れなかった。
再び追いかける展開となった打線は6回裏、栗山選手、中村剛也選手の安打で北海道日本ハムの3番手・堀瑞輝投手を攻め立てると、スパンジェンバーグ選手に犠飛が生まれ、再び同点に追い付く。
7回表を森脇亮介投手がピンチを招きながらも無失点に抑えると、直後の7回裏に打線が奮起。木村文紀選手の安打を皮切りに1死1、3塁と一打勝ち越しの場面を作ると、外崎修汰選手に適時打が生まれ、勝ち越し点を奪った。
5対4と1点をリードする展開となり、8回表は平良海馬投手が3者凡退の好投を見せると、9回表は守護神・増田達至投手が2三振を奪う完璧な投球で締めて試合終了。
勝利した埼玉西武は、先制を許しながらも終盤の好機を生かして勝利につなげた。栗山選手はキャリアハイに並ぶ12号本塁打を放つなど、5試合連続打点を記録した。一方敗れた北海道日本ハムは、合計15出塁を生かすことができず、6回以降は無得点に終わった。
123456789 計
日 020020000 4
西 00210110X 5
日 西村天裕-村田透-堀瑞輝-●玉井大翔-ロドリゲス
西 高橋光成-宮川哲-小川龍也-○森脇亮介-平良海馬-S増田達至
文・和田信
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