9月23日、メットライフドームで行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第17回戦は、6対5で埼玉西武が勝利。所沢への本拠地移転後3000勝を本拠地で飾った。
埼玉西武の先発・浜屋将太投手は2回表、2つの四球と安打で無死満塁のピンチを迎えると、8番・清水優心選手に適時二塁打を浴びて2点の先制を許す。さらに犠飛で3点目を献上。
3点を追う展開となった埼玉西武打線は北海道日本ハムの先発・バーヘイゲン投手の前に3回までわずか1安打と抑え込まれるが4回裏、4番・メヒア選手、6番・中村剛也選手の安打などで2死1、3塁の好機を作る。この場面で「チャンスだったので積極的に行こうと思って打席に立ちました」という7番・木村文紀選手が左中間への3ランを放って同点とした。なおも好機で9番・柘植世那選手に適時打が生まれて勝ち越しに成功。
続く5回裏には、2番・源田壮亮選手が安打で出塁すると、敵失間に本塁に生還し1点を追加。さらに7番・木村選手に適時打が生まれ、スコアを6対3とする。
リードを奪った埼玉西武だったが、直後の6回表に先発・浜屋投手が4番・中田翔選手の27号ソロを浴びて降板。代わった宮川哲投手も味方の失策で1点を失い、1点差とされるが後続を切ってリードは譲らず。
1点をリードする7回表は森脇亮介投手、8回表は平良海馬投手が無失点に抑えると、最終9回表は守護神・増田達至投手が締めて試合終了。埼玉西武が6対5で接戦を制した。
勝利した埼玉西武は、先発・浜屋将太投手が6回途中3安打4失点で2勝目を手にした。打線も中盤に逆転に成功すると、ブルペン陣もリードを守り抜いた。この勝利で西武ライオンズとしては通算3000勝目を記録し、節目の1勝となった。敗れた北海道日本ハムはバーヘイゲン投手が5回途中8安打6失点(自責点5)と振るわなかった。打線も1点差まで詰め寄るも、あと一歩及ばず、悔しい敗戦となった。
123456789 計
日 030002000 5
西 00042000X 6
日 ●バーヘイゲン-公文克彦-堀瑞輝-加藤貴之
西 ○浜屋将太-宮川哲-森脇亮介-平良海馬-S増田達至
文・山下虎太郎
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