8月29日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの第14回戦は、5対1で千葉ロッテが勝利。マーティン選手が2試合連続となる逆転本塁打を放った。
1回裏、先発・二木康太投手が西野真弘選手、続く中川圭太選手に連続二塁打を浴び先制を許すと、打線はオリックス先発・張奕投手のキレのある直球に苦戦する。3回まで1人も走者を出せずに5三振と、試合はオリックスのペースで進んだように見えた。
しかし4回表、ゲーム展開が一変。これまで好投を見せていた張投手から中村奨吾選手が初めて四球で出塁すると、続くマーティン選手が甘く入った初球を仕留め、逆転17号2ラン。好調を維持する助っ人の一振りでスコアは2対1となった。
援護をもらいギアを上げた二木投手に味方守備も応える。5回裏、2死2塁と得点圏に同点の走者を背負った場面では、センターを守る和田康士朗選手がライナー性の強い打球をダイビングキャッチ。6回裏には2死1、2塁のピンチを招くも最後はT-岡田選手を三振に斬り、千葉ロッテバッテリーに軍配。守りからリズムを作り、1点リードのままゲーム終盤を迎える。
再びゲームが動いたのは8回表。千葉ロッテの代打・菅野剛士選手がチーム3本目の安打で出塁すると、その後1死2、3塁のチャンスで中村奨吾選手が犠飛を放ち、貴重な1点をもぎ取った。さらに2死満塁から井上晴哉選手の2点適時打でこの回一挙3点を奪い、5対1とリードを広げ勝利を決定づける。
8回裏には代わった東妻勇輔投手、9回裏には東條大樹投手が無失点に切り抜けゲームセット。少ないチャンスをモノにした千葉ロッテが5対1で勝利した。先発した二木投手は7回6安打1死球8奪三振1失点と試合を作る投球を披露。ロースコアの投手戦の中リードを守り抜き、今季2勝目を挙げた。
一方敗れたオリックスは、張奕投手が自身最長の7.2回を投げ4安打2四球6奪三振4失点の内容。7回まで1失点の好投を見せていただけに、8回の投球が悔やまれる形となった。打線は得点圏に走者を置くも、あと1本が出ず、5連敗を喫した。
123456789 計
ロ 000200030 5
オ 100000000 1
ロ ○二木康太-東妻勇輔-東條大樹
オ ●張奕-齋藤綱紀-吉田凌-荒西裕大
文・北嶋楓香
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