8月27日、メットライフドームで行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第12回戦は、8対7で埼玉西武が劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。
埼玉西武の先発・本田圭佑投手は1回表、2死から二塁打でピンチを招くと、4番・中田翔選手に左中間スタンド上段へ先制の21号2ランを被弾。続く2回表には2死2塁で1番・大田泰示選手にライトへの7号2ランを浴び、4点を追いかける展開となった。
3試合続けて序盤に先発が崩れ、苦しい展開となった埼玉西武。それでも4回裏、無死1塁で4番・山川穂高選手が「打った瞬間」と語る特大の18号2ランを放って2点差に迫る。続く5回裏には1死1、3塁の好機から敵失策で1点差に詰め寄ると、1死2、3塁で3番・栗山巧選手が高めの変化球を振り抜いてセンター前への逆転2点適時打。殊勲の一打について栗山選手は「何とか返せて良かった」とほっとした表情で振り返った。
続く6回裏には「長打を狙っていた」という柘植世那選手にプロ初本塁打が飛び出し、6対4とリードは2点に。「打った感触はいったかな…… という感じですね。入った瞬間『よっしゃー』と思いました」と記念の一打に満面の笑みでコメントした。
ところが8回表、セットアッパーのギャレット投手が制球を乱して1死1、2塁のピンチを招くと続けざまに3本の適時打を浴びて逆転を許す。このままでは終われない打線は9回裏、金子侑司選手の安打と2四球で1死満塁の絶好機を迎えると、打席には山川選手。カウント2-2から真ん中に入ってきた直球を振りぬくと、打球はレフトの頭上を超えて逆転サヨナラ適時打となった。
勝利した埼玉西武は先発の本田投手とセットアッパーのギャレット投手が誤算だったものの、自慢の打線が爆発して勝利を収め、連敗を「5」で止めた。敗れた北海道日本ハムは勝ちパターンの温存が裏目に出る結果となった。
123456789 計
日 220000030 7
西 000231002X 8
日 河野竜生-井口和朋-加藤貴之-福田俊-●堀瑞輝
西 本田圭佑-平井克典-平良海馬-ギャレット-○森脇亮介
文・山下虎太郎
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